カレンダーが変わる?2020年の東京オリンピック、開会式前後に4連休・閉会式前後に3連休が決定!
2020年に開催される東京オリンピック。4年に一度開かれるスポーツの祭典も、いよいよ2年後に迫ってきました。前回開催されたのは1964年、今から54年前になります。約半世紀ぶりの自国開催となるオリンピックに備えて、万全の準備を進めていく日本。
6月13日の参議院本会議で、開会式の前後が4連休、閉会式の前後が3連休となる法律が可決・成立しました。
子どもをもつママにとって、年間スケジュールの変更は何よりも重要です! えっ? カレンダーが変わるの? 2020年7月・8月にやってくる「連休」について、しっかりとお伝えします。
連休は開会式を挟んだ7月23日~26日と、閉会式を挟んだ8月8日~10日
まず、オリンピックは2020年7月24日(金)~8月9日(日)の日程で、パラリンピックは2020年8月25日(火)~9月6日(日)の日程で開催されます。
連休になるのは2020年東京オリンピックの開会式が行われる7月と、閉会式が行われる8月です。
開会式が行われる7月24日(金)を挟んだ7月23日(木)~7月26日(日)が連休となります。もともと7月25・26日は土日にあたるため、23・24日を休日にすることで、連休になるのです。
閉会式が行われるのは8月9日(日)。8月8日は土曜日にあたるため、10日(月)を休日にすることで8月8日(土)~8月10日(月)の3連休をつくることができます。
一見「平日休みが増えてラッキー」と思いますが、実はこの休日は、別の祝日を移動したものになるのです。もともと7月の第三月曜日に国民の祝日として定められていた「海の日」を7月23日に。10月の第二月曜日の「体育の日」を7月24日に。そして8月11日の「山の日」を1日前倒して8月10日に移動させることで、年間休日を変えることなく、開会式・閉会式前後の連休を作り出すことができる仕組みになっているのです。
そもそも何で連休に? ママたちの反応は?
では、なぜ連休を設けたのでしょう。どうやら狙いは「首都圏の交通混雑緩和」のためなのだそう。
2020年の東京オリンピックの会期は7月24日~8月9日。全33競技が催される競技会場は42か所、関東近郊に散らばっているため、一か所に集中することは少ないでしょう。
しかし開会式・閉会式が行われる東京・渋谷区にある新国立競技場(オリンピックスタジアム)は、なんと約68,000席もある大型スタジアムなのです!
使用する交通機関としてJR総武線の「千駄ヶ谷」「信濃町」駅や都営大江戸線の「国立競技場前」駅、その他バスルートが考えられます。平日の通勤ラッシュ時でさえ混雑するJRや地下鉄。その路線に、世界中の注目が集まる「オリンピックの開会式・閉会式」で6万人を越える人々が集まったとしたら……。当然、想像を絶する大混雑が予想されるというわけなのです。
そういったことから、連休をつくることによって交通混雑が多少軽減され、さらに遠方から開会式・閉会式を観に来る方も来やすくなりますね。
しかし、このニュースに対するママたちの声は‟賛否両論”のようですよ。
『国民の休日を国民の意見も聞かずになにしてる?』
『連休ばっかりいらないわ』
『でももともとこの辺りって夏休みじゃない?』
『夏休みだよね?
サービス業は関係ないけど、カレンダー通りの仕事してるお母さんにとっては、子どもと一緒に休めるしありがたいのかな?』
『10月の連休は東京の叔母ちゃん一家が米を取りに来るんだけどな……』
『10月の体育の日に、いろんな地方はマラソン大会とか開いてるんですけど。
日本五輪じゃなくて東京五輪でしょ? 全国を巻き込まないで欲しい。10月の祝日なくさないで!』
そもそもオリンピックの会期期間中、子どもたちは夏休みなのであまり関係ないという声が目立ちます。お仕事をされているママは(シフト制などは別ですが)、子どもと一緒にオリンピックを楽しめそう! という意見もありました。それも想い出に残りそうですね。
その中でも、ママたちが一番気になったのは10月に祝日がなくなってしまうということ。例年の恒例行事の日程を移さなくてはいけなくなったり、せっかくの10月の祝日が平日になってしまうことに、気落ちするママたち。そもそも地方に住む方にとっては東京が誘致したオリンピックに全国を巻き込むな! なんていう手厳しいご意見もありました。
そういった意味でも、「特別思い出に残る1年」になりそうな2020年。いろいろ思うところはあるかと思いますが、はじめて体験する人も多い自国でのオリンピックがどんなものか……。そんな未知の世界を、どうせなら楽しんで迎えたいですね!
「体育の日」が夏に移動した年……なんて、なかなかレアかもしれませんよ。