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門限に遅れて帰ってくる子どもに怒る?それとも許容範囲?効果的な「4つの工夫」とは


子どもが小学生ぐらいになると、一人で外に遊びに行く機会も増えますよね。親の目が届かない分、帰る時間についてはしっかりと子どもに伝えたいもの。しかし、子どもによってはなかなか門限を守れない場合もあるようです。
ママスタコミュニティに、門限を決めているのに必ず遅れて帰るという子どものママからの投稿がありました。何度子どもに言っても門限に遅れるので、手が出てしまったのだそう。子どもの門限については家庭の考え方もさまざまなものがあると思います。ママたちの門限に対する考え方や、子どもに伝える際の効果的な伝え方について、ご紹介したいと思います。

門限は約束。1分でも遅れたらNG

門限は親との約束です。数分でも遅れないように、厳しく時間を守るように伝えているという声が寄せられています。数分でも時間を守れないと、時間にルーズな大人になってしまうと考えているママもいるようです。

『うち1分でも怒られてたな、約束は約束だしって』

『アバウトでいいと言ったらなんのための門限? ってなるし、時間に行動することと約束を守ること教えてあげないと、だらしなくなっちゃうのでは?』

『私は怒るよ。今の世の中、家の近くにいても連れ去られたりするんだから、例え数分でも遅れたら心配する』

『時間は守るように言い聞かせてるのに、平気で破った場合、大変なことになると思い知らせてる』

また、門限を守れなかったのが何回目なのかによっては、厳しく叱るというママもいました。

『何回目かによる。1分でも時間を守れないのは人としてなし。ちょっとくらいならっていう考えのまま大人になったら、信頼問題にも関わる。だから、最初は注意くらいだけど、続くようなら閉め出し。一度閉め出したら、時間守るようになった。時間とお金にルーズな人でまともな人見たことない』

大人になったときに信頼される人になるためにも、ママは時間の大切さを子どもに伝えたいと考えているのですね。

急いで帰宅して事故にあったら大変!門限には許容範囲を

門限は何時と決めてはいるけれど、数分程度遅れた場合は多めに見ているというママの声を紹介します。厳しくすることで、子どもが帰宅を急ぎすぎて事故にあったら大変だと考える方が多いようです。

『5分くらいならセーフ。
10分くらいなら「何してたの遅い。次から気をつけるように」と注意。
20分は完全アウトで鍵閉めて反省タイム』

『門限のために急いで交通事故とか後悔するからアバウトがいいんじゃない?』

『四年生ならば多数なら協調性もできてきてるし、片付けを仕切って始めたり、私だけ先に帰るとか、やりにくい子もいるだろうし。
大人だって、その場の雰囲気や私だけっていうのはやりにくい場合もあるでしょ。
手あげるのはやり過ぎだと思うよ』

『子どもって楽しく遊んでると時間を見るの忘れちゃったりするものだよ! 大人だって、井戸端会議なんかしてるとそうでしょう』

『今からそんな厳しくしなくたって大きくなるにつれて身につくものだと思うけどねー。厳しい家庭で育ってないけど、5分10分前行動が当たり前に身についてるよ私は』

『5~10分ぐらいなら怒らないかな。
慌てて帰ってくる途中で事故とかあったら嫌だから、時間過ぎてるって自覚あっても気をつけて帰ってきてって言ってある』

『子どものうちは周りの子もいるし仕方ないよ。朝の登校時間とか、別のところでも時間を守ることは教えられるし』

『数分をガミガミ言ってると、小さい嘘ついたりする子になるかなって思ってあんまり細かくは言わない。ただ、特別に約束した時間とか登校時間とかそういうのはキチンと守るように言ってあるからそれはできてるからいいかな、と』

『遅れるのは悪い事だけど、凄く怒る親は止めてほしい、早く帰る為に学校とか公園近くて猛スピードで小学生が自転車乗って帰ったりして事故になりそう』

『数分でそんな叱る? 10分、20分で「次は気をつけようね」
30分で何してたのか、どうしてか訊ねる。
それ以上で叱るかな。何にせよ、無事に帰ってきてくれたら文句ないわ』

確かに、大人もそうですが子どもは楽しいと時間が経つのも忘れて遊びに夢中になってしまうことも。数分程度なら許容することで、交通事故に気をつけてほしいと思っているようです。また数分遅れたことを厳しく言い過ぎなくても、時間にルーズにはならないという声もありました。とにかく無事に帰ってきてほしい、そんなママの声には共感できますね。

なぜ門限に遅れたの?まずは子どもに理由を聞く

子どもが時間に遅れた際には、頭ごなしに叱るのではなく、まずは理由を聞くというママの声も。ママ自身の経験談から、頭ごなしに叱るのはよくないと考えている方もいるようです。

『私、友達が帰り際に失くし物したと言ってたから一緒になって探してて、門限過ぎたことがあったんだけど鍵閉められて家に入れてもらえなかった。まずはどうして遅れたのか話は聞くべきだよね。頭ごなしはよくない』

『きつく叱ったりはしないけど、
理由は聞くしその理由によっては説教する。約束は守らないと』

『5分なら叱らない。15分なら理由聞く』

『何歳の子? 遅れた理由をとりあえず聞くよ』

『理由による。一緒に遊んでいたお友達がケガをしていて遅れた事がある。
門限だからと置き去りで帰るような子だったら悲しい。
近くに踏切があるから、なかなか開かない時もあるし。
もちろん時間厳守は当たり前だけど状況次第』

確かに、遅れた際には何か理由があるかもしれません。子ども同士の関係もあったり、困っている友達を手伝っていたりと、理由は聞けばこちらも納得できる場合もありますよね。厳しい家庭のルールを守るために、困った友達を置いて帰るようになったら悲しい、そんな声もありました。

子どもが門限を守るようになるための「4つの工夫」

門限に遅れた際の家庭のルールはさまざまですが、子どもが門限を守るようにするには、どうすればいいのでしょうか。門限を守るためにママたちがとっているさまざまな工夫を見てみましょう。

1、なぜ遅れてはいけないのかを説明する

子どもが門限に帰らないのは、なぜ遅れたらいけないのかよく伝わってないこともあるかもしれません。時間を守るための理由を、一度しっかり説明することも必要ですね。

『うちは、「遅い!」って怒るより、不審者の話をしたらちゃんと帰ってくるようになった』

『うちは時間を破ったらなんでいけないのか、分かりやすいように説明する。なんでダメなのか相手に伝わってないなら守らないよ。叩きはしない』

『何のために18時に家にいなきゃいけないかが、わかればいいんじゃない?
待ち合わせなら、相手もいるしその後の予定がある。習い事も時間が決まってる。その時間にそこにいることと5分くらいは余裕を持つことの意味も理由もある。だからその時間を守るわけでしょ。我が家の門限がその時間である理由を言ってみたら?』

2、時間に遅れないように、タイムスケジュールを確認する

「門限は何時」と一言だけ伝えても、子どもによってはその時間に家に帰り始める子もいるかもしれません。特に低学年だと、今いる場所から家までどれぐらい時間がかかるのか把握するのが難しい場合もあります。ママが門限を伝える際に、帰るまでのタイムスケジュールもしっかり伝えることも大切です。

『「友達の家からうちまでは10分だから4時45分には玄関を出ること。
その前に一緒に片付けや、挨拶をするのにも時間がかかるから40分には出る準備を始めてね。」って事細かに説明する。経験が少ないから大雑把に計算出来ないんだと思う』

『細かく教えてあげたら遅刻することもなくなった。きっちり守れるようになったら友達に合わせたり臨機応変にできるようになったよ』

『「17時まで」って子多いけど、だいたいみんな17時に友達宅出てるよ。17時が門限の子は逆に、出る時間指定されてる』

『例えば17時門限として、子どもって17時まであそんでいいって受けとるんじゃない? だから、17時まで遊んでそこを出るから遅くなる。「17時に家に着いていなさい」となると逆算しなきゃいけないからわかりにくいのかもね。遊びに夢中だったりするし、チャイムがなったら帰っておいでねって家もあるだろうし』

『17時までって言っても17時ギリギリまで遊ぼうとして、慌てて帰ってくるって危ないからこっちが時間を早く言ってるよ。帰ってきて欲しい15分前を言ってる』

『お尻を叩いて叱るよりは、例えば、18時門限だってことは17:55には家に着いてなきゃいけないんだよ。だから、17:45には遊びをやめなきゃいけない。18時にギリギリすべりこみセーフすればいいとは、ちょっと違うよ…みたいな説明をしてみたらどうだろう?』

3、チャイムやアラームを使う

楽しい時間を過ごしているとなかなか時計に目がいかないこともありますよね。そんなときは、腕時計などのアラームがなるようにセットしてから出かけるようにしているご家庭もありました。また、チャイムが鳴る地域では、チャイムが鳴ったら帰るという約束にする方も。

『もう少し大目に見たら? 2分のために事故起こして欲しくない。腕時計を持たせて、帰る15分くらい前に音が鳴るようにセットして時間の意識付けはさせてる』

『アラーム付きの腕時計をさせて門限の10~15分前に鳴るようにしとくのは?』

『子どもの友達が急いでたから、危ないよ~ゆっくり帰りなさい。って注意したら、「急がないとママに叩かれる!」って。4時半、5時のチャイムがなりそうな時間帯です。
門限を決めないで、チャイムが鳴ったら帰ってくるでいいと思うけどね。家庭の方針があるだろうけど、そんなに言うなら、門限をチャイムの15分前にするとか』

『門限は、季節によって時間が変わるおかえりチャイムが鳴ったら。
遊んでたら時計なんて見ないだろうから「チャイムが鳴ったら、遊んでる場所から家に向かいなさい」ってしてる。遠くても子どもの足で20分とかだろうから。でも、一応10分過ぎたら電話して場所の確認はしてる』

4、時間に遅れそうな場合は親に連絡させる

時間を守るために門限を守るように説明したり、帰る時間を細かく伝えたり、アラームを駆使したりしても、遅れる場合があるかもしれません。遅れそうなときには、必ず連絡させるという声もありました。

『うちは1分でも過ぎたら怒るよ。
家には5分前くらいには着くように少し余裕を持って行動するように言ってる。
何かの理由で遅れる場合は、連絡すれば過ぎても叱らない』

『遅れるなら連絡しておいでって言ってる。他の子見てても、だいたいの時間で帰ってるし他にも言ってるひといたけど、慌てて事故が怖い』

『小学3年の娘がいる。我が家のルールはチャイムが鳴ったら帰っておいでにしてるよ。自分もそうだけど遊びに夢中になると時間見るの忘れちゃうし。児童館以外で遊ぶときは携帯持たせて、今から帰るコールしてもらう。門限はもう少し大きくなってからかな?』

『5分遅れる事は10分前には分かること。必ず連絡しなさいと伝えている』

『17時に相手の家を出なさいと言ってる。それでも遊びに夢中になるだろうから10分前にメールを入れる。怒られるからと、慌てて帰ってきて事故されても困る』

『何か理由があるときは電話してくる。例えば、誰かの自転車の鍵が無くなったから探してるから遅くなる、とか。そんな電話があった時は、私も探すの手伝えるし』

家庭によって、さまざまなルールがありましたね。時間を守れる大人になるように、また大きな事故にあわないようにと親は門限を伝えますが、子どもにその思いがしっかり伝わるといいですね。
あなたの家では門限について、どんなルールがありますか?

 

文・山内ウェンディ 編集・横内みか イラスト・Ponko

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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