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山口智充:第4回 少しでも時間があれば新幹線に乗って、赤ちゃんの顔を見に行っていました

もうすぐ20歳になるという長男を筆頭に、次男、長女と3人のお子さんがいらっしゃる山口さん。第4回目は、そんな山口さんが「お父さん」になったときのお話です。

■最初のお子さんが産まれたのは、結婚されてどれくらいしてからですか?

山口智充
2~3年目くらいですかね。とにかくうれしかったです! はじめて見る妊娠検査薬(の印)でしたから(笑)。「おお~っ!」って、声が出ましたからね。喜びしかなかったです。それと同時に「よし!」と、メラメラ燃えるような気持ちがありました。僕の中ではすでにもう「いる」という意識があったので、できるだけ妻に負担がかからないように気をつけるようになりました。僕の知識の限りですけど。出産予定日が決まってそこから自分が父親になる瞬間を想像して、いろいろ細かく準備していきました。

■それが20年くらい前のことということですが、最初のお子さんが産まれたときの記憶はありますか?

ありますよ。立ち合えましたし。ベタにビデオを回そうと思って身構えていたんですけど、泣いてボロボロになってしまったので、妻のお母さんにビデオをパッと渡しました。まぁー、ダメでしたね(笑)。出てきて声を聞いた瞬間から、父親になった実感はわきました。産まれてきてくれた喜びと、がんばってくれた家内に対する感謝と。ダブルの大きな感謝がありましたね。

■「立ち合いたい」と、ご自身で希望されたんですか?

そうですね。ただ生放送のスケジュールがあったので、かなりタイトな状況だったんです。一瞬だけ抱いて、生放送のためすぐ名古屋に行く新幹線に乗らなきゃいけなくて。そのときの感覚は今でもはっきり覚えています。「今世界で自分が一番幸せな人間だ」と思いましたね。「今なら絶対に何も悪いことは起こらない」と。喜びに浸りながら何もせずポ~ッと新幹線に乗ってましたね。何か悪いことがあってもすべてはじき飛ばせそうな、最強の気分でした。自分からひとつの命が生まれたというのは最高にハッピーなことですからね。
産まれた日に急に「あ!」と思って、やりだしたことがあるんですよ。コンビニに行って、新聞と雑誌を買いあさること。「産まれた日はこういう日だったんだよ」という情報として、新聞はもちろんですけど車雑誌やバイク雑誌、ファッション誌に物件情報も買いました。何年か後に「この日はこんな車が走っていたんだ」とか「このエリアの物件が安かったんだ」とか、全部ひっくるめてその子が産まれたときの情報を得たかったんですよ。それは長男のときだけじゃなくて次男、長女と結局毎回やることになったんですけど。

山口智充

■いてもたってもいられないお父さん、という感じですね(笑)。

そうですね。とにかく何かをしたくて。出産が大阪だったので、そこからはもう時間があれば新幹線に乗って会いに行っていましたね。30分足らずのときもあったんですけど、旅費がもったいないとは思わなかったです。ちょっとだけでも顔を見て帰るっていう。それが楽しくて仕方なかったんですよ。家にいてもひとりだからウズウズして寝られないんですよ。「じゃあ、行こう」と。あとは名前を決めるミーティングもしないといけなかったので。今みたいにメールやLINEが発達している時代じゃないですからね。その行動力も含めて自分をグイグイ押してくれた存在だったんでしょうね。家族が増えるということは、とにかくすごく幸せなことだなと思いました。

■ふたりめ、3人目と産まれたときの感覚に、違いはありましたか?

そこはまったく変わらないですね。とにかく産まれてきてくれるだけでいい、と。そこだけが望みでした。感覚もまったく同じでしたし、かわいさも変わらない。

■「女の子」ということでの感覚の違いは?

あ、それはありました。自分が男兄弟なので、家の中に女の子がいるということがものすごく新鮮でした。ベビー服からして女の子用だし今までなかった存在ですから、そりゃあもうかわいいですよね。だからもう、ふにゃふにゃになっちゃいましたね。今でもそうですけど(笑)。

■お子さんたちの中でも娘さんは、やっぱり特別感があるんですね。

ありますねー。今ふたりでどこかに行くときは、本当にデートの気分ですから。至福のひと時です。娘に「カッコいいお父さん」と思われたいという意識は、息子のときより強くありますね(笑)。
もちろん息子にも「ウチのオヤジ、カッコいいよな」と思ってもらえるようでありたいとも思っています。それはビジュアル的なことじゃなく。あ、でもビジュアルもそうか。長男はもうすぐ20歳になろうとしているんですけど、長男から「その服、ええやん」って言われるとうれしいですよ。こういう仕事をしていることもありますし、自分も意識して中身も外身も磨いていかなきゃいけないなと思っています。


小学生の娘さんに、お父さんだけでなくお兄ちゃんたちもメロメロなのかな?と、ほほえましいご家庭の風景が目に浮かびますね。次回もどうぞお楽しみに!

(取材・文:鈴木麻子 撮影:山口真由子)

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