赤ちゃんの笑顔を引き出す魔法のシリーズ『あかちゃんのあそびえほん』 新シリーズ刊行!
大人気絵本である『あかちゃんのあそびえほん』シリーズ(偕成社)。タイトルだけをいわれてもピンとこないかもしれませんが、”それ”を見れば「ああ、あれね!」。
「わが子のお気に入り」「赤ちゃん時代に大好きだった」というママはもちろん、もしかしたら「自分自身もよく見ていた」という人もいるかも? それもそのはず、この『あかちゃんのあそびえほん』シリーズは2018年でなんと30周年を迎えるそうです。
楽しく遊びながらマナーも身につく大人気シリーズ
表紙いっぱいに描かれた動物たちの顔が印象的な、このシリーズ。かわいいキャラクターが赤ちゃんに「いっしょに遊ぼうよ!」と呼びかけてくれているようです。赤ちゃんたちが大好きな”いないいないばぁ”や”こちょこちょ”といった遊びから、”ごあいさつ”や”はみがき”など、キャラクターのしぐさをまねすることで自然とマナーや生活習慣が身につくものも。ページをめくるとキャラクターが動いて見えるようなしかけに、大喜びする赤ちゃんがたくさんいます。何度もくり返して読み聞かせるうちに、本がボロボロになってしまった……そんな家庭も少なくないようですよ。
そんな大人気シリーズは、2018年で刊行30周年! シリーズ累計1,300万部を突破しています。それを記念してこの4月に発売されたのが、「おともだちあそびえほん」シリーズです。
これまでのシリーズに登場するキャラクターであるピイちゃん、コロちゃん、ミケちゃん、かいじゅうさんがそれぞれ主人公となっています。ストーリー性も盛り込まれ、これまで『あかちゃんのあそびえほん』に親しんできたこどもたちが、その次に読むのにぴったりのシリーズです。
作者であるきむらゆういちさんは、アニメや歌舞伎にもなった「あらしのよるに」シリーズ、NHK Eテレで放送中の『パッコロリン』などでも知られる方。『あかちゃんのあそびえほん』シリーズが生まれたのは、娘さんが誕生したことがきっかけだったそうです。
赤ちゃんの誕生祝いにおすすめのギフトセットも
しかけ遊びの本だけに、繰り返し使ううちにどうしてもボロボロになってきてしまうのがこのシリーズ。オリジナル版よりやや小型でじょうぶな作りの、おでかけ版ボードブックも人気です。
4月に刊行されたその最新刊が『ぎゅうってだいすき』。赤ちゃんとママ、お友達どうしがみんなで”ぎゅうっ”としあってほしいという、きむらさんの願いから生まれた作品だそう。
また、ボードブック版の中から赤ちゃんの生活により身近なテーマである『ごあいさつあそび』『いないいないばああそび』『いただきますあそび』『ひとりでうんちできるかな』の4冊がセットになったギフトセットもできました。プレゼントにも大活躍しそうですね。
文・鈴木麻子 編集・しらたまよ