双子のママが救われた何気ない言葉とは #あの人に今ありがとう
子育ては楽しいことばかりではありません。一生懸命に子どもと向き合っていると、先の見えない育児のトンネルから抜け出せず、悩み苦しんでしまうときもあるでしょう。
今回ご紹介するのは、双子ママたちの心温まるエピソードです。
あなたは誰かに、心の支えとなるような言葉をかけてもらった経験がありますか?
近所の方の優しい言葉、優しい気遣い
『0歳の双子を育てていたときのことです。
旦那がいない平日の昼間、不安で怖くて外出できないでいました。でも少しだけお散歩に出ようとドキドキしながらベビーカーで近所を歩いてみることに。
すると「双子ちゃん?かわいいねぇ」「双子を育ててるだけでアンタは金メダルだねぇ!」と声をかけてくれる近所のおじさんやおばさん。スーパーでは、ベビーカーを押しながら買い物するのは大変だろうと、私の分のカゴを持って買い物に回ってくれたスーパーの従業員さん。ベビーカーで通りにくそうにしてるとドアを開けて待っててくれた高校生。次々と手助けしてくれる方々に出会いました。
今思い出しても感謝の気持ちでいっぱいになります。 外出が怖かったけれど、色んな人が助けてくれて、一人じゃないなと思いました。そして双子のおかげで世の中の優しさに触れられました。「大変だね」というネガティブな言葉でなく、「かわいいね」「頑張ってるね」とポジティブな言葉をかけてくれたことで、「育児を頑張ろう!」と励まされました。双子が大きくなったらそんな話をしてあげたいです(30代前半 女性、加筆・修正の上掲載)』
学校の先生の言葉が今も支えに
『私には、双子の娘がいます。彼女たちは生まれてすぐから発達の遅れがあり、首すわり、歩き始め、喋り始めの全てが他の子どもより遅れていました。
小学校に上がると、軽度の知的障害がある事がわかり、支援学級と普通学級で授業を受けることになりました。何度も何度も繰り返さないと習ったことをすぐに忘れてしまい、ひらがなも計算もなかなか前に進めない日々。一卵性の双子ですが、それぞれに得意不得意があり、担任、支援の先生には、本当にいつも迷惑をかけて申し訳ない思いで、お会いするたびに謝っていました。
ある時、当時の小学校の校長先生に言われました。
「謝ることなんて無いんですよ。彼女たちのお陰で彼(支援担当の先生)は、物凄く勉強をさせてもらってるんですよ! お礼をいうのは教員の方なんです」
それからは、私も娘達に、「あなたたちのお陰で、ママも沢山勉強させてもらってるよ。ありがとう」と言えるようになりました。(40代前半 女性、加筆・修正の上掲載)』
婦人科の先生からかけられた意外な言葉
『 うちは双子です。毎日双子の育児で疲れ果てていた時に、婦人科を受診した際先生に少しだけ相談しました。
「子どもたちに優しく出来ない。自分の顔が怖いんです」と話したら、
「双子ちゃんかー。可愛くないでしょ?」と一言。
私がビックリして「え……あの可愛くないわけでは……」と言うと
「いいんだよ。お母さん。9可愛くないと思っても、1可愛ければそれでいいの! だから、そんなに頑張らないで大丈夫!」と声をかけてくれました。その言葉にとても元気をもらいました(30代前半 女性、加筆・修正の上掲載)』
貴重な体験談をお寄せいただいた皆様、ご協力ありがとうございました。
文・編集部
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