夫がもらったチョコのお返しを購入するのは妻の役目!?ママたちが抱える「義理チョコ問題」
2月1日の日本経済新聞に掲載された、ある広告が話題になりました。それが、一流のチョコレートブランドとして知られる「GODIVA」が掲載した以下の広告ページです。
『日本は、義理チョコをやめよう。』
『気を使う。お金も使う。でも自分からはやめづらい。それが毎年もどかしい』
『そもそもバレンタインは、純粋に気持ちを伝える日。社内の人間関係を調整する日ではない』(一部抜粋)
インパクトのある広告を、チョコレートブランドである「GODIVA」が掲載したということで、SNSを中心にこの広告に対するさまざまな反響がありました。
ママスタコミュニティでも、この広告に関する書きこみがたくさんあったのでご紹介します。
旦那がもらってきたのに、お返しを考えるのが面倒臭い……
この広告に賛成という声の中には、旦那さんがもらってきた義理チョコへのお返しを考えるのが面倒という気持ちが含まれているようです。
『面倒なイベントだよね、バレンタインデーもホワイトデーも。いい加減やめたらいいのに。お返しの方が大変だし』
『賛成! 義理チョコなんてやめよう。会社の男性8人くらいにあげてるけど、きっと男性からたちの奥さんも迷惑してるよね』
『2倍返しを期待してる女性陣に恐怖を感じる男性の方が多いんじゃないの?』
『義理チョコなんか配らなくていいよ。こっちも旦那がもらってきたお返し考えるの面倒臭いわ。ホワイトデーのお返し目当てなのもいらない』
ホワイトデーのお返しは面倒……でも、適当なものは渡せない!妻たちのプライド
お返しを考えるのは面倒。しかし妻としては、旦那さんが恥をかかないようにとの配慮が先に立つようです。
『損だとか思うことはないけど、旦那が職場で恥をかかないように選ぶの面倒』
『たけのこの里1袋の人いた! そんなのにもお返ししなきゃならないから迷惑』
『女子社員全員からって500円未満のチョコ1個もらっても、女子社員それぞれに買わなきゃならないから大変』
『旦那は「自分で選ぶ!」と言っていたので、はたして何を買ったか知らないけど、安っぽいやつ選んでないかが逆に不安……』
『お返しをケチるより、良い物をあげて喜ばせる方がいいよ』
ちなみに株式会社マクロミルが行った「2018年夫婦のバレンタインに関する調査」によると、旦那さんが職場でもらったチョコやプレゼントに対して、奥さんの25%がお返しを購入しているとのことです。夫と一緒に購入している人(13%)を合わせると、約4割の奥さんが旦那さんのお返しの購入に関与しているということに。理由には「夫よりセンスの良いものを選ぶ自信がある」、「低レベルだと思われたくない」などが挙がり、“妻のプライド”が垣間見えた気がします。
筆者もチョコを渡す側だった独身時代、「ホワイトデーには倍返し」を淡く期待していたことを思い出しました。当時は、既婚者への義理チョコのお返しを、奥さんがいろいろ考えながら用意していたなんて想像もしませんでした。
筆者個人としては日頃の感謝を伝えるという意味で義理チョコ文化はあってもいいと思うのですが、主婦の立場からすると、「ホワイトデーには倍返し」のイメージが変わるといいなと、感じました。
文・鈴木じゅん子 編集・しらたまよ