「導入液」がカギ!医師が教える「スキンケア効果が実感できない原因」とは?
毎日行うスキンケアに、口コミで効果が高いと言われる化粧品を使っているママもいらっしゃるでしょう。では、ご自分の肌の状態を見てその効果を実感している方はどのぐらいいるでしょうか? 価格が高かったり、口コミや商品説明で言われていたりする割には、その効果を感じられない……という方もいらっしゃかもしれません。
株式会社ドクターシーラボが行ったアンケート調査でも、日頃のスキンケアの効果が出づらいと感じたことのある方は、9割以上もいたそうです。
多くの女性が感じている、スキンケア効果を実感できないことには原因があるそうですよ。その原因を知って、せっかくなら今使っている化粧品の効果を高めたいもの。今回は、医師が教える化粧品の効果を最大限に引き出す方法についてご紹介します。
高くても、ランキング1位でも、効果を感じられなかったという声は多数
効果の高いと言われる化粧品を使って毎日スキンケアを行っているにもかかわらず、その効果を感じられない……そう感じているママはママスタにもいました。
『一万ぐらいするのに、そこまでの効果は感じなかった』
『ランキング1位ですごい評判良かったり、高価だったりで期待して買ってみたけど、大したことなくてガッカリ』
『◯◯の美容液。悪くはないけど絶賛されてるほど全然大したことなかった。プチプラのと変わらない』
『(化粧品を)変えると3日程調子がよくなる。その後何の効果も感じない。また変えると3日程調子が良い。私はこんな感じと妹に話すと妹も「同じ!」と言ってたけど、みんなどうなんだろう?』
『同じ! だから化粧品をコロコロ変えるし、朝と夜違うの使ったりする』
高かったり、ランキング1位と紹介されていても、実はそこまで効果を感じられなかったという方もいるようです。
スキンケア効果が実感できない原因とは?
いいと言われる化粧品がすべての人にあてはまるわけではなく、使う人の肌質によるところも大きいのはもちろんですが、シロノクリニック恵比寿院 副院長の中川桂先生は、化粧品が浸透すべき肌の角層まで届いていないことが原因だと指摘しています。
『角層は角質細胞と細胞間脂質でできており、レンガとセメントのような構造をしています。化粧品が浸透しないのは、過剰な皮脂の膜で角層を覆ってしまっていることや、紫外線・ホルモンバランス・乾燥・加齢・ストレス等によりターンオーバーが乱れ、ケラチンの固まりである角質が肥厚(ひこう)して化粧品の浸透を妨げていることが原因です』
つまり、生活習慣の乱れやストレスなどさまざまな原因によって、肌の古い角質が肌に残ってしまい、厚くなってしまう”角質肥厚”という状態になっているのだそう。ゴワつきやざらつきを感じる肌は、この状態なのですね。
スキンケア効果を感じることができる”導入液”がカギ
肌の角質肥厚が原因で、化粧品が奥まで浸透しないことがわかりましたが、どうすれば肌の奥まで化粧品を浸透させることができるのでしょうか?
『ホームケアで、浸透を妨げている皮脂や肥厚している角質を除去する必要があります。例えば、ピーリング効果の高い化粧品を使用し、不要な角質を柔らかくして除去する方法があります。しかし、ピーリングのやりすぎは禁物。乾燥などの肌トラブルを招くので注意が必要です。
最近では、“ブースター”と言われる導入液もおすすめです。いつものスキンケアの一番初めにブースターを追加することで、角層を柔らかくし、その後の化粧品の浸透をサポートし、化粧品の効果を最大限に引き出すことができます』
ピーリング効果のある化粧品は使う際に注意が必要だそうですが、ブースター(導入液)は、化粧品の浸透をサポートし、その効果を最大限に引き出すことができるのだそう。
『ブースター美容液を使うことで、次に使う化粧品がそれぞれの肌悩みの原因にしっかりと働きかけ、肌トラブルの改善へと導きます』
ブースター美容液とは、肌の奥深くまで化粧品を浸透させることが目的の美容液のこと。不要な角質を柔らかくして、次に使う化粧品の成分を浸透させるそうです。
さまざまな化粧品会社からブースター美容液は出ていますが、それを使うことで化粧品の効果を実感できるようになるかもしれませんね。いまいち効果を感じられない……とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。