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2018年は「インフルエンザB型」に要注意!医師が教える「インフルエンザ予防」と子どもの「異常行動」への対処法

※2018年2月時点の情報です。

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「予防接種(ワクチン)を打つ」「人ごみには行かない」「手洗いをする」など、インフルエンザから家族を守るために、ママも神経をすり減らしていることでしょう。

厚生労働省「国内のインフルエンザウイルスの検出調査」によると、インフルエンザA型(AH1pdm09)とインフルエンザB型の検出割合がほぼ同程度とのこと(2018年1月26日時点)。2017年同時期の調査結果では、インフルエンザA型(H3亜型)の検出割合が最も多かったことから、2018年の特徴としてインフルエンザB型が流行していることが分かります。

インフルエンザの症状として東京都感染症情報センターでは下記のように説明しています。

『1~3日の潜伏期間の後、38℃以上の発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛などの症状が現れます。おう吐や下痢など消化器症状が見られる場合もあり、子ども、高齢の方、免疫力の低下している方などでは重症化して肺炎や脳炎になることがあります。近年では、インフルエンザの療養中の小児や未成年者に、飛び降り、急に走り出すなどの異常行動が見られる場合があることが報告されています(※編集部注:一部表記を修正しています)』

通常の風邪とは違い、重症化になったときのリスクや異常行動など、インフルエンザという病気のこわさに怯えてしまうママたちもいることでしょう。実際にお医者さんたちからも、「インフルエンザにかかったときに起こるこわい症状」として「インフルエンザ脳症」があげられました。インフルエンザ脳症とは、主に 5 歳以下の乳幼児に発症し、インフルエンザ発病後の急速な病状の進行と予後の悪さを特徴としているのだそう。「インフルエンザ脳症」のほかにも「肺炎」「脱水症状」「意識障害」「持病悪化」など、インフルエンザが引き起こす合併症には様々あります。

ママスタにも、「インフルエンザがこわい……」というママたちからの声が続々と寄せられています。

「インフルエンザ」にかかりたくない!怯えるママたちの声

『どこも行けないよね、神経質になっちゃうよ。風邪やインフルエンザになってなくても他の定期の予防接種打つために病院行かないといけないのが困る』

『自分が気をつけてても働いてきてくれる旦那がかかるんじゃ文句も言えないしね……。私もトラウマになったよ』

日常生活を送るうえで神経質になってしまう……というママたち。家から出るのがこわい、旦那さんがもらってこないか不安など、ママたちが「インフルエンザ」に対して精神的に追い込まれている様子が伝わってきます。自分の身体だけでなく、我が子を感染から守らなければいけない! というプレッシャーをママたちは知らず知らずのうちに抱え込んでいるのかもしれません。

子どもから目が離せない!インフルエンザによって起こる「異常行動」

インフルエンザが引き起こす合併症の中でも、ママたちがよく耳にするのが「子どもの異常行動」についてではないでしょうか。子どものインフルエンザを経験したママたちから、異常行動についての報告も寄せられました。

『うちの子、意味もなく部屋をウロウロしたりしてたわ』

『5才のときにインフルになったときは「オニがいる!」とか「魔女がいる!」とかやたら騒いでた。なにか見えてたらしい』

『突然起きて、なにかわけわからないことをしゃべって、ダーッと走って窓にぶつかった 』

『知り合いの子、中学生だったんだけど、なにか変なこと言ったり外に行こうとしたりしていたみたい。体大きいから、止めるの大変だったって』

理由もなく部屋をウロウロしたり、理解できない言葉をしゃべりだしたり、外に出ようとしたりなど、普段とは違う子どもの様子にママは心配になってしまいますよね。厚生労働省に「インフルエンザ時の子どもの異常行動」について、以下のような対策が発表されています。

【原則】
小児・未成年者がインフルエンザにかかったときは、抗インフルエンザウイルス薬の種類や服用の有無によらず、少なくとも治療開始後2日間は小児・未成年者を1人にしない

小児・未成年者が住居外に飛び出ないための追加の対策(例)

(1)高層階の住居の場合

・ 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む)
・ ベランダに面していない部屋で寝かせる
・ 窓に格子のある部屋で寝かせる(窓に格子がある部屋がある場合)

(2)一戸建ての場合

・(1)に加え、できる限り1階で寝かせる

いつもなら手に取るように分かってあげられる我が子のことが分からない……。ママにとってこれほどに不安な状況はないでしょう。しかし、上記の異常行動時の対策を事前に知っておけば、実際に我が子に発生したときの不安軽減と異常行動による転落事故などの防止に努めていけるのではないでしょうか。

また、怯えるママたちが少しでも安心できるよう、医師たちが回答した「最も効果的と思われるインフルエンザ対策」もご紹介いたします。

医師が回答!効果的な「インフルエンザ対策」とは

医師が最も効果があると思う対策は「手洗いをすること」

「手洗い」というアドバイスをされても、「当たり前、毎日しているよ」と思ってしまうかもしれません。しかし本当に正しい手洗い方法を行わなければ、ウイルス対策も完全ではありません。実際にハンドソープで10~30秒もみ洗い後、流水で15秒すすぎ行うと、手洗いなしと比較した場合に比べてウイルスの数を約0.01%まで除去することができます。ちなみに60秒もみ洗い後、流水15秒すすぎで約0.001%のウイルス除去、10秒もみ洗い後、流水15秒すすぎを2回繰り返すと約0.0001%までウイルス除去に効果があります。しかしながら消費者庁の調査によると、実際に30秒以上手洗いを行えている方はわずか7.2%しかいませんでした。

外出からの帰ってきたらハンドソープで30秒以上もみ洗いをした後、流水で15秒すすぎをすること! この徹底が家族をインフルエンザから守る最も効果的な手段だといえるのかもしれません。

「人ごみを避けること」で感染を防ぐ

インフルエンザ予防に効果があると思う対策として「手洗いをする」とほぼ同人数のお医者さんたちが回答したのが「人ごみを避けること」。感染の機会が多ければ多いほど感染の可能性が上がるので、リスクを減らすということなのでしょう。

しかし感染がこわいと外出をまったくしないなど神経質になりすぎては、ママも子どもも息が詰まってしまいますよね。「人ごみに行かない」というのは決して外出をまったくしてはいけないということではなく、人ごみの多いところを避けて外出をしよう! ということではないでしょうか。人が集まるイベントやショッピングモール、テーマパークなどへ行くのを控えたり、満員電車を避けたりするのもいいでしょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスク(※)を着用することが1つの防御策と考えられます。

※不織布とは「織っていない布」という意味です。繊維あるいは糸等を織ったりせず、熱や化学的な作用によって接着させて布にしたもので、これを用いたマスクを不織布製マスクと言います。

子どもや家族がインフルエンザにかかってしまったら……と思うと、ママはついついリスクを考えすぎてしまうかもしれません。それほどにママが背負っている、子どもの健康への責任感は大きいということでしょう。しかし未然に防ぐための効果的な予防や起きてしまったときの対策を知っておくだけで、日常生活を安心して過ごせたり、万が一インフルエンザにかかってしまったときも落ち着いて対処していくことができますよね。

ご家族のみなさんが毎日安心して楽しく過ごしていければ幸いです。

参考:厚生労働省「国内のインフルエンザウイルスの検出調査」「インフルエンザ時の子どもの異常行動」、消費者庁、医師専用コミュニティサイト「MedPeer」調べ「医師10万人のアンケートで分かる!インフルエンザ対策」アンケート結果

文・編集部

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
インフルエンザ怖すぎて
インフルエンザで子供が異常行動 起こしたことある人いる?