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学歴は関係なし!社会で活躍している人の「3つの共通点」とは #ママが知りたい子どもの教育

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学歴は関係ないといわれても、勉強させてしまうのが母親というものでしょう。しかしながら「学歴は関係ない。社会で活躍する人には共通する3つのポイントがある」そう話すのは、「花まる学習会」の代表、高濱正伸先生。子育て真っ最中のママからしたら、気になってしまうことでしょう。3つのポイントについて、高濱先生にお話を伺いました。
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学歴は関係なし!社会で活躍している人の「3つの共通点」

1:「母親」は、大人になっても特別な存在

1つ目は、「母親像がいい」ということ。子どもたちから、お父さんとお母さんの話を聞くことがあります。母親と父親では、子どもの反応が全然違いますよ。ある子が「うちの母は厳しかったですよ」というから「でも、お母さんの信頼を失ってないでしょ」と聞くと「もちろんですよ!」というのです。言葉にしなくても「オレは母を愛しているぜ~!」という気持ちがひしひしと伝わってくるし、母親に対しての愛情に絶対の自信がある。

それに対して「お父さんは?」と聞くと、「警察官ですね……」と、どうでもいい感じで職業だけ答えます(笑)。ようするに、母親というのは、大人になっても特別な存在なのです。

2:ママの声が聞こえないくらい没頭した体験

2つ目は、幼児期にどれだけ「没頭体験」をしてきたかどうかです。「この子は呼んでもママの声が聞こえないくらい没頭しているわ」というものが1つでもあれば、幼児期としては花マルです。没頭するものは読書、パズル、虫集めなど、子どもが好きなものならなんでも構いません。

ママからしたら「うちの子は虫ばかり追いかけていて心配。小学校に入ったらちゃんと勉強についていけるのかしら」と心配になることがあるかもしれませんが、大丈夫ですよ! 周囲の人があきれるくらい没頭し「自分が納得するまでやりきった!」という体験は、子どもの満足感だけでなく、達成感やワクワクする高揚感をもたらしてくれます。この「没頭体験」は、学習面でも仕事面でも大いに役立つ力となります。

3:「本が好き」が、魅力的な人間へと成長させてくれる

3つ目は「本が好き」ということです。幼児期から読み聞かせが好きだった子もいるし、小学校高学年頃から本を読み始める子もいます。思春期に恋をしてフラれて、人生を考えるようになったとき、親なんかあっちに行ってくれと思ったときに、ある1冊の本の言葉が心に響きそれがキッカケで本が好きになる子もいるでしょう。

読書をすることで、語彙力や読解力が高まることはもちろんのこと、ワクワクしたり、ドキドキしたり、感動したりなど、読書を通じてさまざまな疑似体験をすることができます。人生のある時期に読書にのめり込んだ体験こそが、魅力的な人間へと成長させてくれるのです。

「母親像がいい」「幼児期に没頭体験がある」「本が好き」。社会で活躍している人たちにはこの3つの共通点があるのです。

取材、文・間野由利子 編集・北川麻耶

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