大きなパイを切るとパスタが出てくる!?豪快で楽しい、ご馳走料理!
大きな丸いパイを切ってみるとミートソース・ホワイトソース・モッツアレラが絡んだフィットチーネパスタが出てくる、豪華で楽しい、ご馳走料理!
北イタリアの街、フェッラーラの郷土料理で、
クリスマスなどのお祝いの時に作られるそうです。
パスタにソースを絡めたあと、オーブンで焼くので、
普段食べるパスタとは違う、新しい感覚が味わえます。
ラザニアのように、ミートソースやホワイトソース、麺を交互に重ねる必要がなく、パイ生地にパスタを詰めるだけなのでラザニアよりも手間がかかりません。
イタリアへ料理修行に行かれた料理家さんのレシピですので、味は本当に美味しく、日本のお店では食べられないような本場の味が再現できちゃいますよ。
材料 20cmケーキ型
ミートソース
合いびき肉 150g
にんじん 1/2本(40g)
セロリ 1/3本(葉もつかう)
玉ねぎ 1/2個(約75g)
にんにく 1/2かけ
乾燥ポルチーニ茸 5g
トマト缶 1/2缶
赤ワイン 50cc
塩、胡椒 適量
オリーブオイル 適量
ローリエ 1枚
ホワイトソース
バター 30g
強力粉 大さじ1.5
牛乳 300cc
塩、白胡椒 適量
ナツメグ 少々
タルト生地(冷凍パイシートでも可)
強力粉 130g
薄力粉 120g
バター 125g
塩 小さじ1/3
砂糖 小さじ1/2
水 100cc
中に詰める具
フィットチーネパスタ 140g
モッツァレラチーズ(角切り) 60g
パルメジャーノチーズ 大さじ3
グリンピース 大さじ3
作り方
1.<ミートソースを作る>乾燥ポルチーニ茸は50ccのぬるま湯に30分ほど浸けて戻しておく。
2.ひき肉をオリーブオイルでよく炒め、玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくをみじん切りにしたものを加え、約10分炒める。
3.そこへ赤ワインを加え、完全にアルコール分が抜けるまで火にかける。
4.トマト缶、刻んだポルチーニ、ポルチーニの戻し汁を加え、水50cc、塩小さじ1/2、胡椒、ローリエを加え40分弱火で煮る。
5.<ホワイトソースを作る>厚手の鍋にバターを溶かし、強力粉を加え、こがさないように炒める。牛乳を一度に加え、なめらかになるまで泡たて器で混ぜ、濃度が出るまで煮る。塩小さじ1/3、白胡椒、ナツメグで味を調える。
6.<パイ生地を作る>粉、塩、砂糖をボウルに入れ、1cmの角切りにしたバターをカードで切るように混ぜ合わせ、中央から水を入れて全体をひとまとまりにしてラップでつつみ、冷蔵庫で30分寝かす。あまり捏ねずに、まとまればOK。
7.生地を寝かせたら、四等分して重ねて手の平で押しつぶすのを4~5回繰り返し、層が重なるようにする。
8.このうち、2/3の生地を型より大きく丸く伸ばして型にしきこみ、残りはフタ部分と飾りに使用する。
9.<中に詰めるパスタを作る>パスタを表示より2分短くゆでて2種のソースと混ぜる。
10.グリンピース、角切りにしたモッツアレラ、パルミジャーノを混ぜてパイ生地を敷き込んだ型に入れ、生地でフタをする。
11.残りの生地を型で抜いて飾り、中央にフォークで3か所穴をあけて210℃で10分、200℃で20分焼く。
レシピ監修:前澤 由希子
OL時代に各種料理学校へ通い調理師免許を取得。結婚後、単身イタリアへ留学し料理を学ぶ。
帰国後、都内のトラットリアで修行し、船橋市の自宅で料理教室を開講する。
都内の企業ショールームや雑誌、TV等で料理を制作するほか、企業での講演等を行う。