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入学前に学習机を用意する?わが家が「リビング学習」を選択した理由

小学校への入学を控えているお子さんのママは、スクール用品を準備され始める頃でしょうか。入学式を心待ちにされているご家庭も多いかもしれませんね。ランドセルなどと合わせて検討される高額な買い物といえば学習机ですが、みなさんはどうするかもう決まっていますか?

ここは意見が二分するところで、学習机を購入する方と、リビングやダイニングなどの机で学習する「リビング学習」を選ぶ方がいらっしゃいます。それぞれのメリットやデメリットがあるわけですが、わが家はダイニングテーブルで親子そろって学習するスタイルを選択しました。

リビング学習のメリットとデメリット、わが家がリビング学習を取り入れるまでの経過と体験談をご紹介します。

リビング学習のメリットとデメリットは?

少し前まで、学習する環境といえば、机に向かって静かなところでやるというスタイルでした。数年前からリビング学習が注目され、それを取り入れるご家庭もありますね。リビング学習のメリット・デメリットとはどういうところにあるのでしょうか?

メリット

子どもがどのように学習しているか、見守ることができる

ママやパパがいるリビングで学習するので、子どもの学習の様子を見ることができます。わからないことがあれば教えたり、一緒に問題に取り組んだりして、困っているサインを見逃すことなく対応できます。

静かな環境でなくても学習できるようになる

学習机に向かって静かに学習するのもちろん魅力がありますが、静かでない環境だと集中できなくなってしまうことも。リビングやダイニングという生活音が聞こえる環境なら、雑音のなかで勉強をする力を養えます。

子どもがどう学習を進めればいいかがわかる

入学したてのころは、子どもはどのように学習すればいいのかよくわかっておらず不安のはず。ママやパパが傍にいてくれたら子どもは安心して学習できます。どのように学習すればいいか、子どもが自分なりにわかるまではリビング学習、その後は学習机という方もいらっしゃいます。

デメリット

家族が気を遣って、リビングを自由に使えない

学習している本人はいいのですが、家族が気を遣ってリビングを自由に使えなくなってしまうかもしれません。たとえばパパがリビングでテレビを見たいのに子どもが勉強しているから見れない、ゲーム機はリビングにしかないのに我慢するしかない、といったことです。

子どもの集中力が途切れたら親の目につく

子どもの集中力が続く時間はそう長くありません。まして、わからない問題に直面したときには、子どもが後ろ向きの言葉を発したり、問題を投げ出してしまったり……。それが親の目についてしまうのです。

学習の仕方に親がつい口を出したくなる

子どもが自分や上の子と異なる方法で学習していると、「やり方が違うよ」などと、つい口を出したくなりますよね。ママやパパが効果的な学習方法を教えたくなる気持ちもあるかもしれませんが、それが引き金になって子どもの学習意欲を減退させてしまうかもしれません。

テーブルやリビングが汚れてしまう

子どもがダイニングやリビングのテーブルを使うと、消しゴムのカスが残っていたり、予期せぬ汚れが発生したりします。毎日のことなので、それがストレスになることもあるようです。
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わが家がリビング学習を選択した決定的な理由は、学習をサポートするため

リビング学習に関して、私たち夫婦も、先輩ママの意見を聞いたり雑誌の特集記事を読んだりして、どうするかを何度も話し合いました。

導入前に夫婦で話し合ったこと

雑誌を参考に、実際のリビング学習がどのようなものかを主人に知ってもらいました。先輩ママさんの体験談や、先に挙げたようなリビング学習のメリットとデメリットも伝えています。

結果的に「入学したては自分で学習できないだろう、学習机を置いても荷物置き場になるだろう」という思いは夫婦共通でした。親として学習をサポートしたいという思いもあったので、リビング学習を導入してみることにしたのです。入学前に、母から学習机のプレゼントの話をもちかけられましたが、遠慮させてもらいました。

自宅にはいつかリビング学習で使えるようにと、カウンターを取りつけて、入学前はお絵描きスペースとして利用していました。しかし学習するには照明が暗く、全体を照らす照明の取りつけも難しかったのが致命的。後々スペースが狭いということもあり、わが家はダイニングテーブルで学習することにしました。

最初から子どもだけでの学習は難しいのかも

子どもは入学当初、宿題をどのように進めたらいいのかわからないようでした。そこで私は可能な限り椅子に並んで腰かけて、見守ることに。音読や計算問題に一生懸命取り組んでいるわが子を傍で見守ることができたので、親の私の方が毎日とても楽しみでした。

今のところ、わが家はリビング学習のスタイルで問題なくきているので、今後もしばらくはこのスタイルで続けていくつもりです。いずれ1人で学習したいと言い出したら、そのときは子どもの意見も尊重して決めていきたいと思っています。

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本当はリビング学習をオススメしたいのですが、すべてのご家庭で、導入するのは難しいことだと思います。学習机の購入を迷われているのであれば、一度リビング学習を試してみてからでもいいかもしれません。ぜひ、いろいろな角度から検討してみてくださいね。

文・藤まゆ花 編集・しらたまよ イラスト・ユウコトリトリ

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