わが子と”マンツーマン”で過ごすことが、これほどシンドイとは思わなかったママへ
ママスタコミュニティで、あるママさんから1歳7ヶ月の息子さんとの一日の過ごし方とともに、切実な悩みが打ち明けられました。親子の一日は、このような感じなのだそうです。
『朝6時起床→ごはん
7時 Eテレ見てる間に家事
8時 相手をしつつ化粧して支度完了
9時には家をでます→公園たまに支援センター
11時ごろまで公園で遊んで帰宅
12時までにお昼ご飯
13時~15時お昼寝→おやつ
15時 絵本見たり手遊び歌
16時 お買い物か公園へ
17時半 帰宅 晩ご飯支度
18時 晩ご飯
19時 お風呂
20時 就寝』
なんて理想的! 同じママとしても尊敬してしまうような一日です。
ですが、投稿者さんはちょっとお疲れの様子。投稿はこのように続きます。
『旦那は早朝仕事に行き、帰りは夜遅くなので、1歳7ヶ月の息子とずっと2人きりです。
毎日毎日何しよう、どこに行こう、そればかり考えていて辛いです。
みなさんどうやって過ごしてましたか?』
投稿者さんは、とても頑張り屋のママのようです。ママになる前は、わが子と”マンツーマン”でいることが、これほどシンドイとは思いませんでしたよね。「子どもを遊ばせてあげたい、今日は何しよう」と思い悩む気持ち、よ~く分かります……。ママが頑張れば頑張るほど、気は休まらないのですから。
「明けても暮れても育児、育児」の毎日を、ほかのママたちはどのように過ごし、どのように感じているのでしょうか?
乳幼児期のわが子と二人、どう過ごし、どう感じていたか
『私もまったく同じです!
毎日何しよう……って考えてるし、なんか、いつも気が休まらない……。
うちは公園にいくと目が離せなくて気が休まらないので、支援センターや児童館に行くことが多いかも』
『わかる。しんどいよね。
働くかなぁ。私なら』
『一時保育。子どもを預けて自由になるのいいよ。離れた分、また優しくなれる』
みなさんも毎日気が休まらないという経験をされてきたようです。お出かけ先としては、子育て支援センター・児童館のほかに、公園や地域のイベント、ショッピングモールやリトミック等の習い事などが挙げられました。働く・一時保育、それから大人との会話といった、わが子以外のことに気を向け、ママのリフレッシュを図るというアイデアも見逃せません。
そして疲労困憊のなかでも頑張りつづける投稿者さんを、たたえる声もあがりました。
『子どもにとっては大満足なタイムテーブルだね!
すごく頑張ってるんだね。
少しでも息抜きできるといいね!』
『ほんとに偉い。私も戻れるものなら戻って、ちゃんと子どもと向き合った育児をやり直したいと思っちゃいました』
『いいお母さんだわ。
わたしはお天気がいいと支援センターに足繁く通いました。
未就園時代が懐かしく、子どもと過ごした日々は宝物です。
お母さんと一緒にいられるだけで、それだけで子どもは嬉しいんだと思います』
この書き込みに投稿者さんは、
『「お母さんと一緒にいられることが嬉しい」って、なんか、肩の力が抜けました』
とコメントし、すこし気が楽になったようでした。
育児の義務感がやわらげば、子育てはより楽しいものになるかも
掲示板でこのやりとりを読んだせいか、筆者は先日たまたまネット上のあるコラムに目がひきつけられました。数年前、8歳と6歳のお子さんをかかえながら、「ステージ4(最も進行している段階)」の直腸がんと闘わなければならなかったママの話です。
闘病を経て、幸いがんは消失。このママは重い病気をとおし、母としての考え方がガラリと変わったようです。
おそらく何度も何度も「死」の一文字が頭を駆けめぐったであろうママの言葉は、重み、そして凄味すら感じさせます。
ママが「いる」だけで、家族は幸せ。
あたり前のようにある今の幸福に目をこらすと、育児の悩みの霧は晴れ、心はあたたかく満たされます。育児の義務感がやわらぎ心が軽くなったら、たとえば「今日は公園へ行こう!」と、子育てを楽しむ元気もムクムク湧いてくるかもしれません。
子育てはじつに大変ですが、親子で心地よく過ごせる時間が増えたらいいなと思います。
文:福本 福子 イラスト・マメ美
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