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つい怒りすぎてしまう毎日に親子で読んでほしい絵本『おこらせるくん』

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子どもが幼稚園に通うようになってはじめてわかったこと。それは、朝は“戦争”ということです。

時間に余裕をもって朝起きているはずなのに……「この子は私をわざと怒らせているの?」と思ってしまうほど、のんび~りご飯を食べたり、ふざけながら着替えをしたりする我が息子。どうしても忙しい朝には、「早く支度して!」「いい加減にしなさい!」と怒ってばかりになってしまいます。夜になって子どもたちが寝た後に「今日も怒りすぎてしまったな……」と、反省することもしばしば。

そんなとき、「そういえば、私が怒っている理由を子どもはちゃんとわかってる?」と考えるきっかけを作ってくれた、ある一冊の絵本に出会いました。

絵本作家のぶみさんが描いた親子の日常

お調子者の長男(3歳)と、マイペースでイヤイヤ期真っ最中の次男(1歳)との毎日の生活の中で、独身時代に思い浮かべていた「優しいお母さん」像からはかけ離れた、「肝っ玉母ちゃん」となって雷を落としまくりだった筆者。

そんなときに、「こんなに怒っているのは、あなたたちが大好きだからよ」といった、大人にとっては当たり前、だけれども子どもにはちゃんと伝えてこなければならなかった”言葉”を、改めて思い出させてくれた一冊の絵本。

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そのタイトルは、『おこらせるくん』です。

日本中の親子にぜひ読んでほしい、そして我が息子たちが「もう1回読んで!」と何度もせがむこの絵本をご紹介します。

日本中のおこるママパパとおこらせるこどもへ

『おこらせるくんは、ママを おこらせるために
いきています。』

『ちょっと〜〜! まだきがえてないの?
ちこくしちゃうでしよ!』

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おそらく、園児のいる日本中の家庭で毎日のように繰り広げられているこの“親子の日常”から物語はスタートします。

物語の主人公は、好奇心旺盛でちょっとお調子ものなおかっぱの男の子。序盤からパンツ一枚姿で登場し、お布団の上で隠れてブロックで遊んでいたり、早くお着替えしてご飯をたべなきゃと焦るママに向かって「ママ、いいことおもいついたんだけどききたい?」「きょう、(幼稚園)やすんじゃお。」なんて言ったり。

やっとの思いで服を着たと思ったら(まだズボンは履いていません)、長袖の袖を自分でハサミでカットしていたり……。もう、おこらせるくんのママは朝から怒りっぱなしです。

我が息子は、この母子のやりとりがツボにハマるらしく、読み聞かせのたびに毎回ケラケラと笑っています。……あなたも似たようなことで毎日怒られていますよ(笑)。だからこそ、このやりとりが面白いんでしょうね。

「おこらないママがほしい」……そんなとき、あなたはどうしますか。

そんなおこらせるくんは、 もうすぐ誕生日。
ママは、 「プレゼントは何が欲しいの?」と聞いてみます。

すると、 おこらせるくんが「おこらないママがほしい」と言ったものだから、 そのときママは……!?
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ママは目にいっぱい涙をためながら、 こう言います。

『でもね、 ハッキリいって おこらないママなんか ダメだとおもう!!

だって あたしが あんたを うんだんだもん。

いのちよりたいせつなこどもよ。

あんたが ダメなことしてるのに テキトーにムシなんて できないよ』

そうです。 ママが怒るのは、 そこに「大きな愛」があるからなのです。
子どものことを思うからこそ、 ママたちは怒ってしまうのです。

それを聞いたおこらせるくんの反応は?

はたしてママの本当の気持ちは、 おこらせるくんに伝わるのでしょうか……?

 

この絵本は、怒ることを肯定してくれる絵本です。

「あ〜、今日も怒りすぎちゃったな」と毎日反省する親御さん。

「なんでうちのママはいつも怒ってばかりなの?」と悩む子どもたち。

ぜひこの絵本を手にとって、親子で一緒に読んでみてくださいね。
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文・赤石みお

『おこらせるくん』

※画像をクリックでAmazonの商品詳細ページへ

作:のぶみ

価格:1200円+税

出版社:KADOKAWA

〜あらすじ〜

おこらせるくんは、ママを怒らせるために生きています。「ちょっと~~! まだきがえてないの? ちこくしちゃうでしょ!」──おそらく園児のいる日本中の家庭で毎日のように繰り広げられているこの光景。ママの言うことを全然聞かないおこらせるくんは、ほら、あなたのお家のお子さんにそっくり! 帰宅途中、ママはおこらせるくんに、誕生日プレゼントは何が欲しいの? と聞いてみます。すると、おこらせるくんが「おこらないママがほしい」と言ったものだから、そのときママは……!? のぶみさん自身が「これまで子どもに最も怒ってしまったエピソード」について全国のママに大々的なアンケートを実施。日本中のママたちの声が、この1冊にすべて詰め込まれています。

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