頭を悩ます子どもの野菜嫌い。かかりつけ医の意外な一言で肩の荷が下りました
子育てあるあるの上位にランクインしてもおかしくないであろう問題のひとつが「子どもの野菜嫌い」。
「野菜嫌い」と言ってもいろいろありますが、我が家の場合、みそ汁に入った少しの大根と一口程度の人参、サツマイモ、ジャガイモのみを食べ、それ以外の野菜はまったく口にしない次女がいます。白米、納豆、みそ汁(汁のみ)、麺、から揚げで生きてきたと言っても過言ではないくらいの、究極の野菜嫌いです。
今まで尽くしてきたあの手この手。まったく効果をみないうちに、もうすぐ3歳。幼稚園に入ればはじまってしまうお弁当。見えてくる「ご飯、肉、芋」の(地味な)お弁当の未来予想図。困り果てた筆者が医師に相談した結果、返ってきた言葉は意外なものでした……。果たして、「子どもの野菜嫌い」を克服する方法は見つかるのでしょうか。
自分のせい?野菜嫌いに悩むママたちの声
長女は少食ながらも、比較的まんべんなく食べてくれる方だったので、「うちの子野菜を全然食べてくれなくてさ~」なんて言っているママ友に、心の中で「そんな子もいるんだな~」なんて、以前はヒトゴトに思っていました(本当にごめんなさい!)。
しかし、頑として「野菜嫌い」を貫く子どもがいることを、この身をもって知った筆者。
どうしたって野菜を食べてくれない次女に対し、何だか母としての「力不足」を見せつけられている気分になり、辛くなってしまうことも。このまま野菜を食べなければ、この子はどうなってしまうの……? 必要な栄養素がとれなくて将来病気になってしまわないかな? 野菜嫌いとたたかう現実にかなりお疲れモード。食事の度に憂鬱になっていました。
そんな中、ママスタコミュニティで同じように「野菜嫌い」に悩むママたちの声を発見!
子どもの「野菜嫌い」のレベルはそれぞれ!―吐き出してしまいます!
『うちも5歳だけど野菜と果物は何一つ食べられないよ。同じくちょっとでも口に入ると吐き出すからもう諦めた』
子どもの「野菜嫌い」のレベルはそれぞれ!―隠して揚げてください!
『うちはもっと食べないかも……3歳4ヶ月。野菜も肉もそのままは無理でカボチャコロッケとか揚げ物にしないと食べられない。身内から、食べないと子どもがつらい思いする、甘やかしすぎって言われて泣けてくる……』
子どもの「野菜嫌い」のレベルはそれぞれ!―納豆は神様!
『6月で4歳だけど、納豆、白米、たまごで生きてる。唐揚げとナゲットを最近食べられるようになったよ。保育園通い出したけど、白米しか食べない』
子どもの「野菜嫌い」のレベルはそれぞれ!―カレーを食べたときは泣きました!
『うちの息子は3歳ぐらいまでは普通に野菜食べてくれたのに急に食べなくなった。食べさせようと色々やったけどそれが嫌だったようで食事を拒否するようになってしまった。あの時期は本当に悩んだ。幼稚園のお弁当は唐揚げにポテトフライのみ。いつも同じおかずで作るのに私がうんざり。幼稚園の行事でカレーライス食べたときには思わず泣いちゃった。小学生になり、給食である程度食べなきゃいけなくなり 少しずつ改善されてきたよ』
「野菜嫌い」とたたかっていたママたちがこんなに! 我が家だけじゃなかった(笑)。
先輩ママからは「そのうち食べられるようになるよ」という声がありました。未来に希望が持てますね。でもその反面、過ぎてしまえば笑い話になることも、その「現実」と向き合っている今は、なかなか気楽に考えられません。
何をどうしてもダメ。何とかひとくちでも口に入れようものならば、他の食べたものまでもどしてしまう次女になす術がなくなった筆者。さぁもうお手上げだぞ! と、最後に辿りついた場所は小児科でした。
かかりつけ医の意外な一言「(野菜嫌いは)あきらめて大丈夫」
「先生、うちの子野菜をまったく食べないんです。もう何をしてもダメでした。どうしたら良いですか?」
先生と向かい合うやいなや、単刀直入に聞きます。すると先生は優しく笑いながら
「じゃぁ普段は何を食べてるの?」と聞き返してくれます。
「基本は白米と納豆、みそ汁の汁だけと肉、魚、芋です」と答えると……。
「もうすぐ3歳でしょ? これはもうしばらく食べないから、しょうがないと思って(笑)。お母さんが一生懸命になればなるほど悪循環だから、あきらめて大丈夫だよ」
「え……? 野菜を食べさせることをあきらめるんですか?」
まさかの返答に戸惑う筆者。身を乗り出して聞きます。
「野菜嫌い」をあきらめる!その真意とは?
「うん。あきらめて大丈夫。まずね、納豆は畑の野菜だから。納豆とご飯食べれてりゃ問題ない。しかもみそ汁の汁飲めるんでしょ? 野菜のエキスは入ってるし心配しなくても良いよ~」と、なんともアッサリ……。
「でも先生……来年の春から幼稚園でお弁当がはじまるんです。納豆はお弁当に持っていけないし、白米と肉と芋だけのお弁当はさすがに……」と、口ごもっていたら
「ほかのお友達のお弁当と比べて、自分のお弁当はなんか変だな? って感じるのも大切なことなんだよ。3歳近くまで食べられない子は、もう自分で気づかないと食べないから。親がいくら言ってもダメ。キーキー言うだけ悪循環になるよ。自分で食べなきゃって思う日を待ってあげて。それが小学校とかになっちゃうかもしれないけど、いつか食べる日が来るから。だから、納豆だけは毎日食べさせてね」
恐らく、医師からみた私は「子どもの野菜嫌いに悩みつかれた母」だったのでしょう。だから「そんなに心配しなくても、今のままでも大丈夫だよ」と伝えてくれたのだと思います。
頑張らなくて良いんだ。なんだか肩の荷が下りた気がしました。
とりあえず、野菜を食べさせることはいったん「あきらめる」ことに……
先生のお話を伺ってから、勇気を出して、とりあえず野菜を食べさせることを「あきらめて」みました。来春、幼稚園に行きだしてから何を気づくかは彼女次第……という結果保留の状態。ドキドキ……。
果たしてこの方法で良いのかは悩みどころですし、ほかにも良い方法はいっぱいあるかもしれません。正直「本当にこれで良いの?」と不安になることもあります。
子どもの「野菜嫌い」をあきらめて受け入れたあとの食卓はどう変わった?
今まで「何とかひとくち!」と目くじらを立てて、次女の口に野菜を(本当にたったのひとくちなんですけど)ねじ込もうとしていた食卓に比べ、食事がしやすくなったのは事実。
「毎日同じもの食べてて良く飽きないね~」なんて言いながら、笑い合える余裕さえ生まれました。
食事面に関して言えば、ほぼ同じような離乳食や幼児食を与えてきた我が家の長女と次女。しかしフタを開けてみれば、野菜を食べる長女と、まったく食べない次女。子どもの「食べる」「食べない」は、単なる個性なのかもしれません。(もちろん、頑張ってあきらめないで、子どもの野菜嫌いを克服させたというママには大拍手! 尊敬します)
子どもが野菜を食べてくれないと、何だか自分の育て方が間違ってしまったかな……? なんて落ち込んでしまうこともあると思います。
でも、もし子どもが野菜を食べなくて悩んでいるママがいたら、こんな肩の力を抜く方法もあると、参考にして頂ければ幸いです。
次女よ。いつの日か自分で気づいて食べてくれる日が必ず来ると、母は信じています。よろしくたのみますよ。
「野菜嫌い」をあきらめた……。それでも子どもにできる働きかけとは
「野菜嫌い」の子どもには”野菜ジュース”を勧めてみるのもアリかも
かかりつけのお医者さんからとりあえず「野菜嫌いはいったんあきらめていい」とは言われたとはいえ、子どもの偏食が気になってしまうママもいるでしょう。その場合は、100%の野菜ジュースを飲ませるのはいかがでしょうか?
まずは果物が多めの甘みのある商品からスタートして、徐々に野菜の配分をアップさせてみましょう。野菜の絵が描かれている商品のパッケージなどを見ながら、「このジュースは野菜からできているんだよ! 今日はこの野菜を食べられたことになるんだね。美味しいよね」などと子どもの野菜へのハードルを下げる働きかけをしてみるといいかもしれません。 野菜の形、におい、食感、味など、どこが子どもの心に引っかかってしまうのかを探ることが「野菜嫌い」を克服する近道となるかもしれませんよ。
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