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はなわ:第5回 はなわ家の基本は「ママを守る」。すべての中心はそこです

この春からそれぞれ高2、中1、小1となる、はなわ家の三兄弟。全員が柔道をやっているということで、しつけもかなり体育会系なのかと思いきや、はなわさんは意外にも「何も言わないパパ」なのだそう。
連載第5回となる今回は、そんなはなわ家の教育方針についてお聞きします。

子どもには何も言わない。大事なことはLINEで伝えます

はなわ家には教育方針のようなものはありますか?

はなわ
めちゃくちゃたくさんありますよ。とはいえ一番の基本は「ママを守る」。ここにすべてが集約されています。今は僕が仕事で東京にいることが多いので、となると向こうにいるのはママだけになるじゃないですか? 長男も僕なんかより今はパワーがあるので、「ママを守る」ことを任せています。
「女性は守るべきものである」というのは、子どもたちが小さなころからずっと言い聞かせていることですね。ママに対する不満も言わないこと。我が家では、ママを卑弥呼さまのように扱ってます(笑)。

息子さんたちが反抗期のときはどうしていたんですか?

今のところ反抗期はないんですよ。ただ長男は、ふてくされたり会話をしたがらないというのはありますね。僕が一方的にしゃべって「……ああ、……ああ」みたいなのはありますけど、それでも言葉が刺さっているのはわかる。あと、これ以上言うとめんどうくさがるな、っていうのもわかる。そのへんの感覚は、少しずつわかるようにはなってきました。
そうそう、LINEはすごくいいですね。賛成してくれない人もいるとは思うんですけど、長男とやり取りするときにすごく役立ってます。本当ならマンツーマンで目と目を合わせて話すのが一番だと思いますけど、思春期の子とそれをするのはすごく難しいんですよ。僕は本当に言いたいことはLINEで伝えます。そうすると「ありがとう」「わかったよ」「がんばるよ」とか、何かしら言葉が返ってくるので。
自分のその当時を思い出すと、親からしょっちゅういろんなことを言われてたんですけど「っせーな!」ってずっと思ってて。だから自分は、子どもにはあれこれ言わない。車で送り迎えするときはふたりっきりになりますけど、何も言わないです。

中学生から高校生くらいは難しいお年頃ですよね

そうなんですよ。ただ、我が家の中心には柔道があるので。柔道をやっていると先生や先輩とか、いろんな大人が教育してくれるんですよ。そこが主軸にあるなと思ってます。

たしかに親以外の大人がまわりにたくさんいる、というのは恵まれた環境ですよね

そう思います。まわりの誰かが悪さをして怒られたり、そういう姿を目にできるのもいいなと思っているんですよ。

テレビで拝見していても食事の量だったり、本当に柔道を中心に家庭が回っている感じがありますよね

はなわ
そうなんですよ。ただ、昔からそんなに食べさせていたわけじゃなくて、本当に普通なんですよ。「すごく食べさせているでしょ?」って、よく聞かれましたけど。なぜか幼稚園くらいから身体が大きくて、僕も「なんでこんなにデカいのかな?」って思ってましたから(笑)。
あまり太るのもよくないと思って、一度食べる量を制限してダイエットみたいなことをさせたことがあるんです。そうしたら柔道の先生に「食べたいものをガマンさせるのはかわいそうだ。大人になれば自然と体型も変わるから」って、注意されました。実際に体型は変わってきたのでよかったんですけど、今は柔道で体重をキープするためにすごく食べなきゃいけなくて。そこは大変だなと思っています。


親の言うことは素直に聞かなくなってくる年頃のとき、まわりに尊敬できる大人がいるのはとてもうらやましい環境ですよね。
次回は、一家でテレビ番組に登場するようになったきっかけなどについてうかがいます。

(取材、文・鈴木麻子 撮影・chiai)

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