<油断した?紫外線対策>日焼け止めは適量が基本!意外と間違えている使い方は【第2回】

日焼け止めをぬったのに、結局日焼けしちゃった……そんな経験をした人も少なくないでしょう。もしかしたら知らないうちに、本来の推奨方法とは異なる使い方をしているのかもしれません。そこで今回は、株式会社ファンケル総合研究所 化粧品研究所メイク開発グループ課長の力丸あゆみさんに、「季節に応じた日焼け止め」や「日焼けをした場合の対処法」をお聞きします。
日焼け止めは適量を守るのが基本
――日焼け止めをぬる際、どのようなことに注意すればいいでしょうか?
力丸あゆみさん(以下、力丸さん):適切な量を使うことですね。パッケージなどに使用量の目安が書かれていて、目安よりも少ないと効果が下がってしまうこともあります。またぬりムラを作らないことも重要です。ムラがあると、その部分だけ日焼けをしてしまいますからね。
――ムラを少なくするぬり方を教えてください。
力丸さん:腕の場合は、適量を腕につけた後、もう片方の腕でクルクルと円を描くようにするとムラができにくくなります。顔はおでこ、両頬、顎、鼻の頭につけて、まんべんなく伸ばすようにしてください。
――日焼け止めが目に入ってしまった場合、どうすればいいでしょうか?
力丸さん:もし目に入ったら、すぐに水で洗い流すようにしてください。エタノールや種類によっては紫外線吸収剤が入っている日焼け止めは、目にしみることもあります。目に入らないように塗るのが難しい場合には、万一を考えてエタノールや紫外線吸収剤が入っていないものを使うといいと思います。
日焼け止めをぬり忘れる部分は?
――うっかりぬり忘れてしまう部分もありそうですね。
力丸さん:鏡で見える部分や腕のぬり忘れは少ないと思います。意外とぬり忘れてしまう部分は、首の裏や耳の裏、耳たぶなどです。特に耳は、日焼けで赤くなってはじめてぬり忘れに気づくこともあるでしょう。あと唇も忘れがちです。唇は日焼けをしても気づきにくいかもしれませんが、色がくすんでしまうこともあります。日焼け止めよりも、日焼け止め効果のあるリップクリームをつける方がいいですね。他に足の甲や足首も、日焼け止めをつけ忘れることの多い部分です。
――ちなみに髪が長い場合、下ろしていると首の裏の日焼けはしないものなのでしょうか?
力丸さん:髪を下ろしていても焼けてしまうことはあります。髪の毛自体に日焼けを防ぐほどの紫外線を防御する機能はなくただ日陰になっている状態で、紫外線がすり抜けてしまうのです。首に日焼け止めをつけた方が安心ですね。また頭皮も日焼けをするので、UVカット機能のある帽子やスプレータイプの日焼け止めで対処してみてください。
日焼け止めのぬり直しは?
――日焼け止めのぬり直しは、どのくらいの間隔でするのがいいのでしょうか?
力丸さん:一般的には、汗をかかないような状態でも2、3時間おきに行うとよいとされています。汗をかいた後やハンカチなどで汗を拭き取った後は、日焼け止めも落ちています。基本的には、何かが触れると日焼け止めは少しずつ取れてしまうと思った方がいいでしょう。
日焼け止めの使用期限は?
――日焼け止めの使用期限について、教えていただけますか?
力丸さん:一般的な日焼け止めの使用期限は、未開封であれば3年とされています。(※使用期限が記載されたものは記載に従ってください。)開封した後は、ワンシーズンくらいで使い切るのが理想です。開封すると雑菌が入ったり、空気に触れて酸化したりするからです。においが強くなったら、なるべく使わないほうがいいと思います。
――季節をまたいで未開封のまま保管する場合、どのような場所がいいのでしょうか?
力丸さん:日焼け止めだけではなく多くの化粧品に共通しますが、できるだけ直射日光が当たらない室温の場所に保管してください。
――逆に保管に向いていない場所はありますか?
力丸さん:高温多湿の場所です。たとえば車の中など極端に温度が高くなるような場所や、冷蔵庫など冷たい場所は出し入れの急激な温度変化による結露があり、日焼け止めの変質につながるので避けてください。特にパウダー状の日焼け止めの場合は、パウダーが固まる可能性があるため、湿度が高い場所は避けた方がいいでしょう。
編集後記
紫外線は年中降り注いでいるため、日焼け止めは1年を通して使うのが理想。日焼け止めは適量を使うことがとても大切で、2、3時間おきのぬり直しも効果維持に必要になってきそうです。面倒さを感じるかもしれませんが、家族みんなで注意したいものです。
取材、文・川崎さちえ 編集・ここのえ イラスト・Ponko
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