<人の価値とは>「お金は大人の通信簿」って本当?評価のひとつではあるけれど浅くない?

学生の頃はみんな横一線だった人生も年を取るごとに違いが出てくるものです。結婚、子ども、仕事など、その人の価値観や生き方が良くも悪くも見えてくるものかもしれません。そうしたなか、ママスタコミュニティにはこんな投稿が寄せられました。
『「お金は大人の通信簿」って正しいと思う?』
その人の年収や貯蓄などのお金。それをどのくらい持っているかがその人の客観的な評価となるのかどうか。この考えについてママたちに意見を求めていました。
貯蓄や収入はこれまでの頑張り?
『貯蓄・収入は大切。これまでの頑張り』
『同じ中学校学区内でも、住んでいる小学校区によって妬みや逆差別みたいな発言を聞くとそう思う。「そっちの学区は中受も多いし、お金持ちが多いもんねー」みたいなママさんたちの発言を聞くと、「そういう中学生の精神で発達が止まっているから、本人も旦那も稼げる職には就けなかったんだろうな」と』
『ただし、会社員ならば。給与の額に繋がる人事評価は能力も人柄も態度も見ている』
学歴を手に入れるためには、勉強を頑張る必要があります。高い給与を受け取るために努力を惜しまずに仕事をしている人もいるでしょう。そのため「年収は自分の頑張りへの対価だと思う」といったコメントが寄せられていました。会社員であれば、給与は仕事の能力だけでなく、人柄や勤務態度なども総合的に判断されるかもしれません。
お金を持っているかどうかではなく……
『単に「お金」という結果でなく、それを得るための過程がすごく大事』
『お金持ちのなかにも真っ当な才能や努力で財産を築いた人もいれば、悪いことをして築いている人もいるし、貧しい人のなかにも自分の怠惰が原因で貧しい人もいれば、ただただ良心的で自分の資産をなげうって慈善活動に徹している人などもいる』
お金という数字だけを見ることに疑問の声もありました。極端な例ですが、詐欺や強盗などの犯罪行為でお金を得たからといって、賞賛されることはないですよね。お金という数字で見える結果ではなく、それを得るまでの過程やそのお金を使って何を残してきたのかが大事、という意見も寄せられていました。
時代や家庭の事情を踏まえていない考え方では
『昔は似たような考え方だったけど、お金と時間の使い方で人生が決まると思っている』
『病気や妊娠出産時のトラブル、子どもの障害などで離職や働き方を変えなくちゃいけなくなる人もいるから、一概に決めつけられない』
『夫婦とも両親が戦中生まれだけど、バブル期あたりが働き盛りの資産形成に最適な時期だったんよね。老後や介護の問題でまったく心配ごとがない。ただそういう時代の幸運に恵まれなかった世代にまで、この採点を課すのは厳しいと思う』
働いて得た給与はその人の努力や能力が認められているとしても、今持っているお金がその人の評価に直結するわけではない、と考えるママたち。これは今の時代だからこそ思うことなのかもしれません。ママたちの親世代だと今よりも景気がよく、物価も安かったので今以上に貯蓄もしやすかったでしょう。今ほど人材不足ではなかったでしょうから、1人1人の業務負担も少なかったかもしれません。家計を圧迫する条件がいろいろと揃っている現代では、「お金は大人の通信簿」は適切ではないと考える人がいるのも道理かもしれませんね。
また学歴や就職に関しても、実家が裕福だったり、親のコネがあったり、本人の能力や評価だけで決まるとも言い切れない側面も。逆に十分な能力があっても、妊娠や出産、介護などで働くことができなかったり、家族の借金を肩代わりしていたり、事情はさまざまあるでしょう。そうした人に対して「お金は大人の通信簿」と断定するのは酷なことではないでしょうか。「そもそも人を評価する基準がお金しかない人のほうが、大人としてどうかと思う」という意見もありました。皆さんは「お金は大人の通信簿」という評価軸についてどう考えますか?
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文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・カヲルーン
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