<知らなかった洗濯機>おむつを洗濯してしまっても塩は入れちゃダメ!確実な洗濯テクニックは 第4回

洗濯の時間はある程度決まっていますが、それだけでは落としきれない汚れもあるでしょう。また汚れ具合によっては、他の洗濯物とは別に洗いたいものもあります。少しでも綺麗に落としたい、時間を短縮したいと思ったら、どのような方法があるのでしょうか。今回も、シャープ株式会社で洗濯機を担当されている方にお聞きしました。
子どもの食べこぼしや泥汚れを効果的に落とすには?
――小さいお子さんがいるママにとっては、食べこぼしの汚れや外で遊んだ後の泥汚れを落とすのに苦労することもあると思います。より効果的に落とす方法はありますか?
シャープ 洗濯機担当者(以下、シャープ担当):洗濯機で洗う前に、水やお湯だけであらかじめ洗う「予洗い」をするといいでしょうね。予洗いをすることで泥や食べこぼしたものを取り除けますし、他の洗濯物に汚れがつくのを防ぐこともできます。
他には、洗濯物を洗濯機に詰めすぎないことです。時間や水道代などの節約のために1回で済ませたい気持ちはわかりますが、洗濯槽に対して6〜7割程度が目安になるでしょう。たくさん入れてしまうと、それだけ洗濯槽の中で衣類が動きにくくなり、洗浄力が落ちてしまうことも。汚れを落とすには、洗濯物がきちんと動き、水や洗剤が洗濯物まで行き届くことが重要になってきます。
――洗濯の時間を短縮する方法はありますか?
シャープ担当:洗濯物を洗濯機に入れてスイッチを押した後、洗濯機は自動的に洗濯物のだいたいの量をはかり、運転時間を表示します。しかし洗濯物の量や汚れのひどさ、素材などによって、予定よりも洗濯が長くなる可能性はあります。
まず洗濯物の量が多いとその分1回の洗濯時間も長くなってしまいます。適量で2回に分けて洗う方が結果的に時短になることもありますね。
次に洗濯物の中に汚れがひどいものがあるときです。これには先ほども挙げた「予洗い」が大切になってきます。汚れがひどいと最初の表示と実際に洗濯が終わる時間がずれてしまうこともあります。ほかにも素材によっても洗い方が異なるため時間がかかる可能性があります。例えば綿素材と化繊で分けるのも方法の1つです。
このように洗濯物の量、汚れ、洗濯機への入れ方や分別に気をつけると、結果的に洗濯時間が長くならずに済む可能性はあります。
これ、洗っていいの?と悩んだら……
――洗濯物のなかには、「自宅で洗っていいのかな」と悩むものもあります。シャープさんに多く問い合わせがくるようなものはありますか?
シャープ担当:ダウンジャケットが洗えますか? という問い合わせをいただくことは多いですね。ダウンジャケットは洗濯表示で洗濯が可能となっていれば洗えます。ただし防水加工のものはNGです(第3回参照)。
他に浴衣の問い合わせもあります。もちろん浴衣、帯など洗濯表示の確認は必要です。
――他にも洗濯に悩むものはありそうですが、その場合は洋服のお店に問い合わせたりネットで調べたりするとよさそうですか?
シャープ担当:お店に問い合わせるのが安心かもしれませんね。
ただ洗濯機側でできることもあります。シャープの洗濯機にはAIとIoT(※)を組み合わせた「AIoT」を搭載したものがあり、スマホアプリで洗濯物に合わせたコースを選んで洗うことができます。例えば「ダウンジャケットコース」「浴衣コース」「液体石けんコース」「ナイトコース」といったように、全60種類を超えるコースを用意しています。
参考:シャープ株式会社|COCORO WASH 無線LAN&スマートフォン連携
伝統の大失敗!?「紙おむつを洗濯しちゃった問題」について
――最後に余談になりますが、ママスタには、「紙おむつを洗濯してポリマーが衣類や洗濯槽についてしまい、大変なことになってしまった!」という嘆きの声が寄せられます。その場合、「塩を入れて洗うと解決できる」という嘘のような話もあるのですが、これは本当ですか?
シャープ担当:洗濯機で塩を使うことはおすすめできません。塩を使うと、洗濯槽などの構造のどこかに、塩の成分が残ってしまう恐れがあります。そうすると錆びの原因にもなりえます。
紙おむつを洗ってしまったらポリマーが排水フィルターについてしまうので、排水しにくくなるなどトラブルが起きるかもしれません。そのままにせず、すぐにフィルターの掃除をしたり槽洗浄コースで洗浄したりしてください。
編集後記
今回の取材では、洗濯機の選び方や長持ちさせるコツなどをお聞きしました。筆者は「え、本当ですか?」と思う話もあり、知らないことが意外と多いという実感があります。皆さんはいかがでしたか? シャープ担当の話を参考にしつつ、効果的で楽チンな洗濯をしていきましょう。
取材、文・川崎さちえ 編集・ここのえ イラスト・梅蔵うめ
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