<金銭感覚のリアル>子どもに大金を与える親は本当にいる?実際に常識的な大人になれた?

子どもに好きなだけお金を与えるような親が身近にいると、「甘やかしではないのか」「自立できなくなるのでは」と疑問を抱くママもいるかもしれません。今回は、子どもへのお金の与え方をめぐる投稿をもとに、さまざまなママたちの意見や実体験を紹介します。
『お金を好きなだけ与えて子どもを甘やかす親は存在しますか? ドラマやマンガみたいにお金を与えまくる親なんていますか? 自立させないのでしょうか?』
超お坊ちゃま、超お嬢さまは実在するのか? そういった人たちは甘やかされているのか? ママたちのコメントからは、それは特別な環境にあるごく限られたケースで存在するとのことが見えてきました。
実際にいた!超お坊ちゃま、超お嬢さま
まずあったのは、まさに“ドラマのような世界”でした。
『中学の同級生に親がテレビに出たり講演したりする人がいて、中学生なのに高価な時計をつけていたし、デビットカードで何でも払ってくれていた。部活の発表会では全員分の差し入れ、体育祭の打ち上げもスペイン料理店を貸し切りでおごりだった』
『子どもの頃は好きなものを自由に買ってもらえた。でも家を出て17年、大人になってからは倹約家で、親に頼ったことは一度もない』
『高校生の頃は常に20〜30万円をもたせてもらっていた。でも、社会人になってからは経済的に自立している』
エピソードを見ていると、必ずしも「大金を与えられた=自立できない」というわけではないようです。その後の自立に影響するのは金額そのものではなく、「家庭内でどのような価値観やルールだったか」なのかもしれません。
あえて多めに与えるという教育方針
意図的に多めに与えているというママもいました。お金の与え方そのものが、金銭教育の一環であるという意識がうかがえます。
『甘やかしているつもりはない。少しリッチな金銭感覚で生きてほしいから、人より多めに与えてきた』
『節約ばかりで生きていく必要はないように育てている。バイキングでも意地汚く取らないように教えているし、お小遣いも多めに渡してセコセコしないようにしている』
つまり、「与える=甘やかし」ではなく、お金の価値観を身につけさせるという目的がある場合もあるのですね。
与えすぎが招くリスク。ろくでもない実話
一方で、与えすぎによる悪影響を指摘する声も少なくありませんでした。
『義母が小姑にお金を与え続けて、最終的に借金を背負うことになった。何千万円になっている。おかげで、親から取れなきゃわが子から取るという性格になって、甥や姪が苦労している』
『お金持ちで甘やかされていた子が、いじめっ子や不良になった』
『お金だけ渡して放置されている子がいる。娘をカラオケに誘って、「お金なら私が払うから」と平気で言ってきた』
娘がカラオケに誘われたというこちらのママは思わず、「あなたが稼いだお金ではない」と説教してしまったそうです。
これらのケースでは、お金の価値や使い方を学ぶ機会が不足していることが問題なのかもしれません。「与えるだけ」で終わってしまうと、子どもの成長に影響を及ぼす可能性もあるでしょう。他人への価値観の押しつけや偏りも心配する声も見られました。
お金が甘やかしになるとは限らない。大切なのは管理する力
『側から見れば好きなだけ与えているように見えているだけで、基準が違う人もいると思う。わが家ではトレーナーは1枚1〜2万円の感覚だけれど、20〜30万円のを普段着にしている人もいる』
家庭によって「普通」と感じる金額や生活レベルは大きく異なるのではないでしょうか。ある家庭では特別なことでも、別の家庭では日常というケースも珍しくありません。一見すると甘やかしに見える行動の裏にも、それぞれの家庭なりの考えがあるようです。そして同時に、与え方を誤ればリスクもあるという現実も見えてきました。
家庭ごとに金銭感覚は異なりますが、重要なのは金額ではなく、子どもが自分で考え判断できる力を育てることではないでしょうか。
文・岡さきの 編集・編集部 イラスト・わたなべこ
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