サンタを疑いはじめた小4次女。このピンチをどう乗り切るか?
まもなく12月。大人にとっては、なにかと忙しい時期がやってきますね。仕事納めや大掃除、年賀状に加え、子どもが小さい頃は「サンタクロース」役もやらなければならないパパとママ(やおじいちゃん・おばあちゃん)。3人の子どもをもつ筆者はそれぞれの欲しいプレゼントを聞き出すために、毎年苦労してきたのですが、みなさんはどうでしょうか?
サンタクロースの存在・意識変化は小学 4、5 年生
アクトインディ株式会社(本社:東京都品川区 代表:下元敬道)が運営する子どもとおでかけ情報サイト『いこーよ』(http://iko-yo.net/)が行ったアンケートによると、
- 子どもがサンタクロースを意識し始めるのは『2 歳』から
- 『3 歳』では約 7 割がサンタクロースを信じている
- サンタクロースを信じる子どもが大きく減る年齢は『10 歳』、『11 歳』
という結果がでました。
わが家の次女は小学4年生。まさに、サンタクロースの存在を疑いはじめたところです!
サンタクロースを信じなくなった日
筆者が子どもの頃も、サンタクロースを信じて靴下を枕元において寝たものでした。翌朝、プレゼントが置いてあると妹や弟と喜んだ記憶が……。ところが、サンタクロースの存在を一気にぶちこわす出来事が起こったのです。それは、小3か小4のクリスマスの朝でした。その年のクリスマスプレゼントは2つ下の妹と共同で使う「本物のカメラ」。添えられた手紙には
「妹となかよく使ってね。サンタクロース」
と書いてあったと記憶しています。プレゼント自体はとてもうれしかったのですが、使われていた”便せん”は筆者が大切にためていた雑誌「りぼん」や「なかよし」の付録。よく見れば、文字も母親の筆跡で丸わかり……机にしまってあったはずの便せんを使われ、それまで信じていたサンタの夢も失い、クリスマスの朝から母親に文句を言う羽目になってしまいました。
サンタクロースの存在をカミングアウトした日
自分の体験をもとに、サンタクロース役をやるのに細心の注意を払ってきた筆者。子どもが大きくなるにつれ、バレそうになりながらも、無事サンタクロース役を終えることに喜びを感じていました。その甲斐あって、現在、中1となった長女も、小6までサンタクロースの存在を本気で信じていたようです。ただ、まわりのお友達が真実を知りはじめ、バカにされるようになったのを聞き、いつかはカミングアウトしようと決めました。そして、小学校の卒業式が終わった夜に真実を伝えたのです。その時の、長女の驚きぶりは、サンタ冥利に尽きましたね。同時にまだ小さい妹と弟のために、サンタを手伝って欲しいと伝えました。
そして、今年……
まだ、保育園児の長男はわかりやすい。「妖怪ウォッチシリーズ」から欲しいものをいろいろ教えてくれるので、あとは予算と相談して決めるだけ。ところが、小4の次女はキャラクターをとっくに卒業しているので、何が欲しいか自分でも決めきれない様子です。あんぱんまんやプリキュアが好きだった頃はなんて楽だったことか! 長女に協力してもらい、必死に聞き出そうとする母を疑いはじめてしまいました。
娘「ねぇねぇ、サンタってお母さんじゃないの?」
母「えっ!? 違うよ……」
娘「だったら何で欲しいもの聞くの? 去年だって欲しかった『鍵付きノート』だったし」
娘「でも、あのノートはたぶん外国製だし、高級だよね(実際は安い)……ってことは、お母さんじゃない! お母さんがあんなに高いの買ってくれるわけない! 弟にゲームソフトが来たのもオカシイ!!」
日頃から、「ゲームはあんまりやっちゃダメ」「むだ遣いしないでね」と言ってきたのが、幸いしました。なんとかピンチを乗り切れそうです。
「子どもの夢を壊したくない」気持ちと、「友達から聞く前に教えてしまいたい」気持ち。世の中のサンタさんたちはどんな苦労をしてるのか、ぜひ教えてくださいね。
文・編集部