いつまでサンタクロースを信じている?子どもの夢を大切にする「卒業」の仕方
気がつけばもう11月も終わり。もうすぐクリスマスですね。そろそろプレゼントの準備を始めるパパやママも多いのではないでしょうか。
わが家の8歳男子、5歳女子の2人の子どもたちにもサンタクロースがやって来ます。毎年この時期になるとまず、子どもたちがサンタさんへの手紙を書きます。
手紙には何のプレゼントがほしいか、ちゃんと書いてもらっているのですが、内容は事前に親と要相談。気が変わることを防ぐため、書いてもらった手紙はサンタクロースに送ると言って、私が回収しています。
今のところ上の子も素直な気持ちでサンタクロースを信じているようで、このやり方が続いているのですが、毎年ふと思うことがあります。
うちの子たちはどうやってサンタクロースを卒業するんだろう。夢がなくなってしまうのは寂しいし、でもいつかはやってくるもの、どうしたらいいのか悩みます。
先輩ママ直伝、夢を壊さないでサンタクロースを卒業する方法
先輩ママからこんなサンタクロース卒業の話を聞きました。子どもにこんな話をしたそうです。
みんな子どもたちはサンタさんからプレゼントをもらっているのね。○○ちゃんと○○くんは大きくなって、もっと小さい子たちがたくさん増えてきたでしょ。サンタさんもプレゼントを配る子どもがどんどん増えて、大変だと思わない?
だから大きい子はお父さんお母さんからプレゼントをもらって、サンタさんには小さい子たちのプレゼントを配ってもらうのはどう?
○○ちゃんも○○くんも大きくなったから、サンタさんではなくてパパとママからプレゼントをもらうことにしない?
その話を聞いた子どもたち、先輩ママの上の子は小学校1年生、下の子は幼稚園年中さんだったそうですが、
「ぼくたちはいいから、小さい子たちにプレゼントをあげてください、とサンタさんに手紙を書きたい。」
と言ったそうです。
夢を壊さず子どもがやさしい気持ちになれる、いい説明の仕方だと思いませんか。一番のポイントは話をするタイミングだそうで、まだサンタクロースを信じているうちに話す必要があるのですが、幼すぎても理解できません。
わが家でも実践してみました
自分の子どもたちもそろそろかな、と思った今年、私も子どもに同じ説明をしてみました。
上の子のリアクション。
「そうかあ、でもまだサンタさんからプレゼントもらいたい」
「サンタさんからもらわなくても、パパとママがプレゼントあげるからいいじゃない?」
「うーん、でもやっぱりまだもらいたい。」
上の子がダメだと下の子も同調してしまい、2人ともゆずろうという気持ちにはなってくれませんでした。
失敗。
うちの子たちにはまだ早かったのかもしれません。もっと小さい子でも、サンタクロースを信じていない子はいるし、やはりタイミングが難しいです。
でも、いつかは自分も小さい子にゆずってあげた方がいい、ということは理解したようです。来年は心の準備ができているかもしれない、という感じがしたのでまた話してみようと思います。
今年はどんなクリスマスになりますか。子どもの夢を大切にしてあげたいですね。
文・野口由美子