「雪道で運転中、子どもが飛び出し!」「習い事、ウチも車乗せて」…ママたちの雪の日トラブル
雪が降ると、私たちの日常は一変します。通学路、送迎、近所付き合い、そして家族の役割分担まで、白い雪は思わぬ緊張や本音を浮かび上がらせます。慎重さが求められる雪の日だからこそ、曖昧にしてきた人との距離感や役割分担が、改めて問われるのかもしれません。
エピソード1:<雪の日トラブル>車の送迎で…危ない! 雪ではしゃぐ危険な子どもを学校に報告したら
珍しく雪が積もった朝、小学校2年生のシホ(仮名)さんを学校へ送るため、ママのAさんは慎重に車を走らせていました。徒歩で登校する子どもたちも多いため、Aさんはとても注意深く運転していました。すると、雪に興奮した同級生のリュウ(仮名)くんが道路脇で、雪玉を投げて遊んでいました。

子どもたちは勢い余って、車道に飛び出してきたのです。Aさんは急ブレーキをかけ、事故寸前で止まりました。幸い大事には至りませんでしたが、恐怖を覚え、教頭先生に出来事を伝えました。

数日後の授業参観では、横から冷たい視線を感じました。リュウ(仮名)くんのママでした。ときおりこちらを見て友人2人とコソコソ話をしている様子でした。目線の動きから、おそらくAさんの話をしているのでしょう。「神経質」「大げさ」と受け取られたのかもしれません。善意での報告が、思わぬ孤立感につながり、Aさんは複雑な思いを抱えます。そこでAさんはママ友のエリカさんに相談することにしたのです。
<雪の日トラブル>車の送迎で「危ない!」急ブレーキでドキドキ。学校に報告すると…?【前編まんが】
エピソード2:<乗せる?乗せない?>雪の日に「足がない」とママ友からのLINE
雪がうっすら積もった朝、ミハル(仮名)さんは6歳の娘メイ(仮名)ちゃんを体操教室へ送る準備をしていました。安全運転を心がけようと考えていた矢先、同じ教室に通う子のママからLINEが届きます。「足がないんだよね」「どうしよう」と、まるで送迎を期待するかのような内容でした。

「ウチに寄り道してくれたら助かるんですけど」という、軽い感覚のようにミハルさんは感じました。しかし、雪の日に他人の子どもを車に乗せることは、ミハルさんにとって大きな責任を伴います。万が一を考え、安易に引き受けることはできませんでした。

そこで「今日は休んだらどう?」と返すと、「子どもが泣いている」と返事が届きます。明らかに「車に乗せてほしい」という前提のやり取りでした。暗に責任を押し付けるようなやり取りに、ミハルさんは強い違和感を覚え、既読を付けずに見なかったことにしようと思ったのでした。
<乗せる?乗せない?>雪の日に「足がナイ」……もしや「乗ってく?」を期待している?【前編まんが】
エピソード3:<親の老後サポート問題>「実家に行く回数を減らせ」雪国で崩れた夫婦の約束
雪の多い地域で暮らす夫婦には、小学生の子どもが2人いました。結婚当初「それぞれが自分の親を主に支える」と約束していました。両親も義両親も近隣に住み、必要に応じて助け合う関係を築いていたのです。

しかし、義父が足を痛めたことをきっかけに同居が始まると状況は変わりました。夫は実家で雪かきの手伝いが必要な時期に「自分の親の世話を優先してほしい」と求め、妻であるBさんが実家に通う回数を減らすよう言い出しました。さらには「協力しないなら離婚だ」とまで。

約束を一方的に反故にされ、選択を迫られたBさんは、夫婦関係そのものを見なおす決意を固めたのでした。
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雪の日に浮かび上がるもの
雪は、静かに積もりながら人の足元を不安定にさせます。それは人間関係や家族の役割にも似ていて、曖昧なままにしてきた境界線は、雪の日にこそ露わになります。無理を重ねる前に立ち止まり、自分が守るべき線を見つめなおすことが、凍てつく季節を乗り越えるために必要なのかもしれません。
文・岡さきの 編集・編集部
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