<親孝行、ムリすべき?>「疲れた…」特別なことはいらない?普通が幸せ【第5話まんが:母の気持ち】
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私(ユキエ)は60代のフルタイムパート勤務で、夫(ゴロウ、70代)との2人暮らし。娘(アサコ、40代)家族はうちの近所に住んでいます。10年前にはじめて夫にガンが見つかり、長い闘病生活がはじまりました。寡黙な夫は体調が悪くても決して弱音を吐きません。しかし最近、夫に再びガンの転移が見つかってしまったのです。数年前にご主人を亡くした友人が「もっとあちこち連れていってあげればよかった」と後悔するのを見た私は、娘に夫を連れた外出を頼むようになりました。しかし娘は怒ってしまったのです。
娘からの言葉についイライラしてしまったのですが、夫が本当に外出したいと思っているのか聞いたのか、と問われたときはドキッとしました。
ちゃんと夫と話をしないと、とは思っているのですが、今のところ夫は体調が急変することもなく穏やかに暮らしているし、もし外出はイヤと言われてしまったら、夫のためにできることがなくなってしまいます。
夫の病気や今後のことについて口に出すと、夫の死が決定的になってしまうような気がして怖いのです。
少しして、夫が娘とのお出かけから帰ってきました。夫は疲れた様子で「お出かけはしばらくいいかな」と言いました。どうやら娘と何か話したようです。
夫は、私を優しく諭してくれました。一番大変なのは夫のはずなのに、夫に気を遣わせてしまっていたことに気付いたのです。
夫がいなくなってしまった後のことを考えると、ツラくて、寂しくて、涙が止まりません。でも夫の言うようにいつも通りの日常を過ごすことが、夫にとっても私や娘にとっても一番の幸せなのかもしれません。
その後、私は娘に連絡しました。
娘から「お母さんの自己満足だ」「お父さんが亡くなる現実から目をそらしている」と指摘され、私は動揺しました。
しかし夫の病気について口にすれば、夫の死が決定的になってしまう気がして、怖くて夫に向き合えなかったのです。しかし夫から向き合ってくれたのをきっかけに、夫に何もできなかったと後悔する不安や夫のいない生活への不安をやっと吐き出せました。
私は自分の後悔のないように、娘を頼って夫との思い出作りを進めたことを反省しています。私も夫同様、何気ない日常を大切にしたいと思いました。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・海田あと
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