「二人目の子どもが欲しいけど断酒がキツいから無理」というママが”ちょっと断酒”に挑戦した結果
「基本、夕方5時からはずっと飲んでる。二人目欲しいけど、断酒がキツいから今ムリ!」と言うママがいます。
「妊娠中、授乳中の断酒は期間限定なら大丈夫」とサラっと言いのけるママもいますが、「ムリムリ、アルコールがないと夜じゃないー!」というママも意外にいます。今までアルコールを一日のご褒美にしてきた生活であれば、アルコールをゼロにするなんて、赤ちゃんのためとはいえ、ツラいですよね。
嗜好品を断つ辛さ
私自身はお酒に弱くて飲むとどんどん具合が悪くなるので、断酒がツラいことはなかったです。しかしコーヒーやスイーツは欠かせませんので、嗜好品を禁止される辛さを少しは想像できます。
「飛行機ってタバコ禁止なんだよねー」とボヤいてる友人の話を聞いた時も、「それコーヒーだったら想像するだけで大変。3時間くらいまではいいけど、ロングフライトだったら搭乗ギリギリまで飲んで、コーヒー飴を持ち込んで、あとはひたすら寝てやりすごすかしないだろうな」と思うほど。実際には、コーヒーを飲まないからといってパニックにはなりませんが。
ある日その酒豪の友人が「なんか、体がダルい。肝臓数値悪いかも」とつぶやいていました。「病院に行きなよ」と言ってみましたが、なんだかんだと理由をつけてなかなか行きません。
酒豪ママ、断酒の結果は意外にも
そしてついに、自分で断酒を始めました。といってもノンアルコール飲料を大量に買い込み、ビール代わりに飲むのです。
「ビールじゃないと思うと3本、4本飲まないと満足できない」
「『アルコール0、糖質0』の表示を読むと、何飲んでるのかわかんないー」
などと言いながら、一日‥二日‥。でも二日を過ぎたあたりで、
「あれ? なんか体調いい。体も頭もすっきり。私、もしかしたらアル中かな? って心配してたんだけど、違うみたい。10年以上飲み続けてきたから、飲まないと落ち着かない気がしてたけど、別に飲まなくても平気だったんだー」
と言い始めました。
試してみるとわかる。意外と平気?
本当にアルコール中毒であれば、早めにチェックして断酒なり治療なりしたほうがいいに決まっていますが、意外と、「ちょっと断酒」に挑戦してみると「飲まなくても平気な自分」に気がついたりして、妊娠中、授乳中の断酒もそれほど恐れなくてもよくなるかもしれません。
別の友人の言葉です。
「お酒って、体が自然に受け付けなくなるんだよね。年とか体調とかで。すると自然に飲む量が減っていく。その”体の声に気づけなかった人”が同じ量を飲み続けて、体を壊すんじゃないかな」
一理あるな、と思えました。
文・編集部