<再婚で虐待?>幸せにしたい⇒100年早い!足りなかった覚悟【第14話まんが:元夫の気持ち】
この記事は会員限定記事です。
会員登録またはログインで続きを読むことができます。
俺(リョウタ)は、3年前にトモコと再婚した。トモコには前夫の子が2人いる。子どもたちがサッカーを頑張る姿を見て「この家族の力になってあげたい」と心から思ったのだ。けれど再婚してみると次第に、俺が求めるものとトモコが求めるものに違いが生じはじめた。最終的に俺たちは離婚することに……。俺は結局、子どもたちと「コーチ」と「教え子」のような関係しか築くことができなかったのだろう。トモコたちが家を出て行った後、俺は実家へ向かった。

結婚したときはただ純粋に「幸せにしてあげたい」と、そう思っていた。子どもたちの夢のために、俺の持っているもののすべてを注ごうとした。けれど最終的に俺が目にしたのは「ごめんなさい」と頭を下げる子どもたちの姿だったのだ。


俺は子どもたちの気持ちに寄り添うべきだったし、たとえ受け入れられなくても、時間をかけて待つ覚悟がないとダメだったのだろう。今さら後悔しても遅いけれど……。俺が落ち込んでいると、父が諭すような口調で語りかけてきた。

もともと両親は再婚に良い顔をしていなかった。子どもがいる相手は難しいだろうという理由だった。きっと子どもたちの「親」になることを俺が安易に考えていると、両親には見透かされていたのだろう。
結果的に離婚になってしまったけれど、両親は何だかんだ言いながらも、こんな俺でも受け入れてくれる。俺が子どもたちを受け入れられなかったのは、すべて俺自身の未熟さゆえのことだ。別れてしまったけれど、俺はこれからもできるかぎりのサポートをしていくと決めた。「親」にはなれなかったけれど、子どもたちを振り回してしまった、せめてもの償いとして……。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・マメ美 編集・井伊テレ子
人気連載をイッキ読み!