蛯原英里:第4回 足裏や足首を刺激して柔らかくしましょう!
赤ちゃんが自分で触れない足の裏に刺激を与えたり、足首を回したりしてあげましょう。両足を終えたら足をゆらして、お尻の筋肉もゆるめ、リラックスさせてあげましょう。赤ちゃんのおなかは、うんちがたまっていると冷たく硬くなってしまいます。毎日おなかを触っていると、ママの手のひらが敏感になって赤ちゃんのその日の状態がわかるようになりますよ。
足裏
足の裏には、全身の臓器につながる反射区というものがあります。そこを刺激することで、赤ちゃんの臓器も活性化されます。赤ちゃんの足の裏は小さいので、足の裏全体を押すだけで十分な効果が期待できます。
赤ちゃんの足の裏をママの親指の腹でぷにぷにと優しく押します。親指だけ出して手を軽く握るようにし、指の先ではなく指の腹を使って押していきます。爪が伸びていないか確認しましょう。
足首
赤ちゃんの頃から足首を柔らかくしておくと、ふくらはぎの筋肉や膝、股関節の柔軟性を高めてくれます。下半身がしっかりするとからだ全体のバランス感覚が養われ、たっちやあんよが上手になるのはもちろん、姿勢の良い子どもに育ちます。
赤ちゃんの足首を下から支えながら、もう片方の手で足首を曲げたり伸ばしたりします。赤ちゃんの足首に力が入っているようであれば、無理せずできるところまでやりましょう。
足首を支えたまま、もう片方の手で赤ちゃんの足首を内側、外側にまわします。赤ちゃんが痛がらないよう、ゆっくりと丁寧に行いましょう。
脚ゆらし
脚からつながっているお尻の筋肉と背中の筋肉をゆるめることで、腸を刺激し、おなかの調子を整える効果があります。
赤ちゃんの両脚の足首を持ち、脚を少し浮かせて揺らします。お尻を浮かせると赤ちゃんの肩や首に負担がかかるので、お尻は床につけたまま、足だけを持ち上げてそっと左右にゆらします。
下腹
足を動かし、下腹に少しだけ腹圧をかけてみましょう。腹筋が鍛えられるとともに、腸の働きもよくなります。便秘がちな赤ちゃんにおすすめです。
赤ちゃんの両足を持ち、片足ずつ屈伸させていきます。「いちっにっ、さんっしっ」などと声をかけながら、リズミカルに行いましょう。屈伸運動に慣れてきたら、ママの手で自転車こぎのように動かしてみても良いですよ。ゆっくりしたり、速くしたりして楽しませてあげましょう!
取材、文・上原かほり 撮影・chiai
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