【クリスマス】子どもがおもちゃを欲しがったとき、いつもどうしていますか?<ママのリアル調査>

スーパーでの買い物やお出かけの途中、ふと目に入ったものに「これ欲しい!」。そんなわが子のおねだりに、心が揺れてしまうママも少なくないのでは? 子どもの「欲しい」気持ちに、親としてもつい応えてあげたくなるもの。とはいえ、誕生日やクリスマスなどの「特別な日」以外に、どこまで買い与えていいのかは悩みどころでしょうか。
今回ママスタセレクトでは、「イベント以外で子どもがおもちゃを欲しがったとき、どうしていますか?」というアンケートを実施しました。選択肢には「イベント以外は買わない」「ご褒美など名目があれば買う」「欲しがったら買う」「その他」の4つを設定。ママたちが実践しているリアルな対応と、その背景にある思いを探ってみました。
イベント以外でのわが子のおねだり、ママたちはどうしている……?

800人に迫るママたちの回答結果でもっとも多かったのは「ご褒美など名目があれば買う」と答えた人たちで63.6%という結果に。多くの家庭が「何か理由があれば買う」というスタンスを取っているようです。次いで多かったのは「イベント以外は買わない」と答えた人で16.6%。「欲しがったら買う」は10.1%、「その他」は9.7%でした。
頑張ったときの“ご褒美方式”が多数派
『「お遊戯会頑張ったあとにね」「運動会を頑張ったらね」と頑張ったご褒美に買うことにしている』
『運動会で1位が取れたら、という約束で買った』
『100点を取ったり、何かの目標を達成、やりきったときに買う』
運動会やお遊戯会、テストなど、子どもが努力した結果を認める形でおもちゃを買う家庭が多く見られました。ご褒美を通して達成感を味わわせたいという親心もあるのでしょう。
「イベント以外は買わない」派の一貫したルール
あらかじめルールを決めている家庭も……。
『サンタさんに頼みなさい、と伝えて買わない』
『誕生日とクリスマスに欲しいものを買っている。子どもなりにリサーチしてピックアップしていた』
「欲しい」を我慢する経験を通して、“ものを大切にする気持ち”を育てたいという考え方が見えてきます。限られた機会だからこそ、本当に欲しいものを吟味する力が育つこともありそうです。
納得できる理由があればOK。プレゼン方式の家庭も
子どもの考える力を尊重する「プレゼン方式」の家庭もありました。
『買いたい理由を説明させ、親を説得できたら買うことにしている』
単なるおねだりではなく、欲しい理由を自分で言葉にすることが学びにつながっているようです。また、
『親が出す上限を決めていて、それ以上のものを欲しがったときはお小遣いから出させている』
という家庭もあります。どちらもある程度の年齢に達していないと難しいかもしれませんが、小学校高学年にもなれば少しずつ実践できるのでは? お金の使い方を学ぶきっかけにもなるでしょう。
価格で判断、100円ショップならOKとの声も
手頃な価格のおもちゃは条件がゆるくなるという声も寄せられました。
『100均の商品は判定が甘々になっちゃう』
『金額による。安ければ買ってあげるかな』
「高いおもちゃはイベントのときだけ」「金額による」など、価格を基準に判断している家庭も少なくありません。買い与えすぎないように、と意識しつつも、子どもの喜ぶ顔を見たい、という親の気持ちもわかります。高価なものは特別な機会に、手頃なものは日常の楽しみとして。そんなママたちの本音もありそうです。
家庭のルールから見える親の思い
多くの家庭が「ご褒美」や「特別なタイミング」に合わせて、おもちゃを買うというルールを設けていることがわかった今回のアンケート。その背景には、ものを大切にする心や努力の結果を実感してほしいという教育的な意図も感じられます。
また「欲しい理由をプレゼンさせる」「上限を決めてお小遣いで足りない分を出させる」といった事例からは、親が一方的に与えるのではなく、子ども自身に「選ぶ責任」を学ばせる工夫もみてとれます。
子どもの欲しい気持ちをすぐに満たすのではなく「頑張ったらもらえる」「次の楽しみまで待つ」という流れを作ることで、子どもは「待つことの意味」や「手に入れたときの喜びの大きさ」を学んでいくことにもなるでしょう。買い物という日常の中にも、子どもに伝えたい価値観や、親子のコミュニケーションが詰まっていると感じます。
総回答数:794票
調査方法:インターネット
調査月:2025年11月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・なかやまねこ
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