<ルールが間違い!?>嘘をついてお友達の家に遊びに行ったわが子。「悲しい」と嘆くママに欠けた視点

小学生のお子さんを持つママのなかには、「お友達のおうちに遊びに行ってはダメ」という家庭ルールを設けている人もいるかもしれません。しかしその理由を子どもがしっかり理解して納得していなければ、トラブルになることも。ママスタコミュニティには「小2。まだお友達の家に行くのを許していないんだけど、嘘をつかれた」というタイトルで、こんな投稿が寄せられていました。
『「公園で遊ぶ」と言って出て行って、帰ってきて話を聞いているとなんか怪しくて、母親の勘でわかった。「◯◯くん家、入った?」「入ってない」「じゃあ◯◯くんのお母さんに聞いていい?」と言うと黙り込んで、白状した。嘘をつかれて悲しいわ。こういうの、あるある?』
投稿者さんは、お子さんがお友達の家に遊びに行くことを禁止しています。その理由は「お行儀よくできるか心配だから」だそう。しかし先日、お子さんが嘘をついてお友達の家に遊びに行ったことが判明。「嘘をつかれて悲しい」と嘆く投稿者さんに、ママたちからはさまざまな指摘が寄せられています。
小学生ならお友達の家に行くこともある。親が厳しすぎるから嘘をついた?
『外で遊ぶのに飽きたとか、遊具が空いていないとか、お友達の家にお邪魔する可能性なんていくらでも考えられるのにどうしてダメなの?』
『あまり厳しすぎると嘘つくようになるよ』
投稿者さんは日頃から、お子さんに対して「お友達の家に行ってはいけない」と厳しく躾けているのでしょう。しかしお子さんもお子さんで、遊びに誘われたり、公園が混んでいたりして、お友達の家に遊びに行く流れになることもあるでしょう。すでに何度か投稿者さんに「お友達の家に行きたい」と伝えているのかもしれません。しかしそのたびに「ダメ!」と厳しく拒否されるため、今回嘘をついてまでお友達の家に行った可能性もあるのではないでしょうか。ママたちからも「厳しくしすぎると嘘をつくようになるよ」という指摘があり、普段の投稿者さんの厳しすぎる躾が今回の出来事に繋がったという見方がありました。
家にお邪魔するときのマナーを教えて、少しずつ試してみては
『教えて少しずつ練習だよ。私も初めて行かせるときは心配だったけど、何かあったらちゃんと謝る心づもりで、LINEで「今日はありがとうございました」と伝えていたよ』
『普通に「家に入るときと帰るとき、友達のお母さんにはきちんと挨拶をする」「友達の家の物は勝手に触らない、飲み食いしない、開けない。ウロウロしたり、他の部屋の中に入ったりしない」「何かあればすぐ友達のお母さんに言う」ができれば、問題ないと思うけど。うちは上の子が小3で、幼稚園のときにこれらを徹底的に教えて、1年のときから友達の家に遊びに行っているけど、何の問題も起きていないよ』
またママたちからは「子どもがなぜ友達の家に行ってはいけないのか、理解していないのでは?」という指摘もありました。投稿者さんは「お行儀よくできないから」と理由を挙げていましたが、それをお子さんが理解して納得できていないから、今回のような嘘に繋がったのかもしれません。ただもう小学校2年生ですから、「お行儀よくできないからお友達の家に行ってはダメ!」と厳しくするより、少しずつお行儀よくできるように躾けていくほうが建設的でしょう。お友達の家にいくときのマナーや挨拶などを日頃から教えていき、実践させ、何かあればお友達の保護者に連絡ができるようにしておけば、大きな問題になることはないでしょう。厳しく禁止して嘘をつかれるより、正直に行き先を話してもらい、失礼のない行動ができるように対策するほうがお子さんのためにもいいのではないでしょうか。
親子の信頼関係が揺らいでいるのかも。もっと子どもを信じてあげて
『嘘つかれた悲しいではなくて、そんな関係を築いているのは投稿者さんだよ。なんで嘘ついたのかとか、入っちゃダメな理由が理解できなかった理由を聞かないと』
『普通の小2なら教えたらお行儀よくできるよ。子どもを信じて、教えてあげて』
『ただ禁止するだけでは、ルールを学べないまま大きくなるんじゃないかな』
『まずはしてはいけないことや挨拶を徹底的に伝えて、お邪魔したお家の連絡先がわかればお礼の連絡と、何かしていないかを聞けばいい。何がよくてダメなのかがわかると、行くか行かないかは子どもが決めるようになるよ』
ママたちが気になっていたのは、投稿者さんがお子さんが嘘をついた事実よりも、「嘘をつかれた悲しい」と自分の感情が一番にきていることや、「白状した」という言葉を使っていることでした。お子さんが嘘をついた理由や背景を考えると、お子さんだけが悪いことをしたわけではないと自らを省みるのではないでしょうか。嘘をついているということは、親子の信頼関係が揺らいでいるとも言えますから、今の状況になってしまった日頃の教育を振り返ることから始めたいですよね。
まずは、お友達の家に遊びに行ってはいけない理由を説明して理解させること。そしてこれから少しずつお友達の家に遊びに行けるように、挨拶やマナーを教えてあげることが大事ではないでしょうか。投稿者さんのお子さんは知恵を働かせて嘘をついたのですから、投稿者さんが教えたら他人の家に行くときのルールも理解できるはずです。ママたちからは「子どもを信じてあげて」というコメントもありました。闇雲にルールを設けて禁止するよりも、お子さんが自ら考えて行動できるようにサポートするほうへ舵を切ってもらいたいですね。
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文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・わたなべこ
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