<隠す義母|16年目の記録>次男は去った…けど、きっと明日こそ!【第23話まんが:義母の気持ち】
私(セツコ)は夫と2人暮らしです。いえ……本当は長男(ヒロキ)も同居しています。長男は何をやっても秀でていて自慢の息子でした。しかし会社を辞めてからは、ずっと長い休息期間を取っています。何度か再就職するよう促してはみましたが、なかなか外へ出る気にならないようです。けれどあれだけ優秀だったヒロキです。きっとじきに社会復帰して華々しく活躍するに決まっています。けれど、そう思いつづけてもう20年以上が経っていたのでした。


マサトがカナさんと結婚し、子どもも3人生まれました。みんな真面目で賢くていい子たちばかり。私にもしものことがあっても大丈夫だと安心していました。けれどカナさんからは徹底的に拒絶され、マサトにも見捨てられました。


私は自分に言い聞かせます。そう、あれだけ優秀だったヒロキです。きっと自分の意思がハッキリしているのでしょう。社会復帰のタイミングもちゃんと自分で決めているはず! だからマサト一家がいなくたって大丈夫……。

次男のマサトは私たちのために、結婚して子どもを作ってくれたのだと思っていました。お嫁さんや孫たちが増えるたび、なんだか味方が増えたようで嬉しかったです。だからすっかり信じていたのに、カナさんからはハッキリと拒絶されてしまいました。
結婚のときは余計な心配をかけたくなくて、あえてヒロキの存在を伝えなかったのです。でも本当のことを話せば分かってくれるはずだと思っていました。けれどカナさんに裏切られたうえに、マサトからも縁を切られてしまいました。
どうしてこんなことになってしまったのでしょう。まだ戸惑っていますが、私にはヒロキがいます。きっとヒロキがもうすぐ自分の意志で社会復帰を果たすはず。私はそう思いながら、今日もいつものようにヒロキの食事を作るのでした。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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