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<8000人にアンケート>住み始めてから後悔したことランキング!家探しで最も譲れないポイントは?

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家の購入は、人生の中でも大きな買い物。思い入れの強さもあり失敗したくない……! と慎重になるママも多いのではないでしょうか? そんなママ達のために、家を購入したママたちから寄せられた「住み始めてから後悔したこと」と「家探しで譲れないポイント」を、ランキング形式で紹介します。

購入後に気付いた住宅設備や間取りの不満、住環境や近隣トラブルなど、ママたちの声をもとに、住まい選びの参考になる情報を掘り下げました。

現在のお住まいの形態を教えてください

住まいの特集アンケート① (2)
「ママスタセレクト」が実施した住まいに関するアンケート調査によると、持ち家率は65.7%、賃貸率は34.3%で、持ち家が多数を占めました。

住み始めてから「後悔したこと」に対する、ママたちの回答は以下の通りです。

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家を購入し、住み始めてから「後悔したこと」はありますか?

住まいの特集アンケート② (2)
住宅設備・間取り(収納・コンセント配置など):52.3%
特になし:27%
住環境・周辺状況:8.9%
暮らしやすさ・快適さ:6.7%
近隣トラブル・害虫被害:5.1%

「住宅設備・間取り」の後悔。「特になし」も3割弱

最も多かったのは住宅設備・間取り(収納・コンセント配置など)が52.3%で、半数以上が不満を抱いているようです。特に「収納不足」や「コンセント・スイッチの位置」が盲点だったという声が目立ちました。

『収納が足りなかったので、家具を新たに購入。リビングが狭くなり大後悔。クローゼットを事前に確認すべきだった』

間取りや収納は後から変えるのが難しく、家具購入によるスペース圧迫も課題になるようです。

『感染症以降、在宅ワークが増えたが、仕事用の部屋がない。子どもが多いので静かな会議環境を確保するのが大変』

『キッチンのコンセントの位置が悪く、ブレンダーなどを使いたいときに毎回延長コードを引くのが地味に面倒。コンセントの位置まで意識をまわせばよかった』

コンセントの配置は日常生活の利便性に直結するため、見落としがちなポイントなので注意が必要です。

ついで多かったのが「特になし」の27%。きっちりと事前確認、家具の配置を工夫したのか、快適に暮らせている人も一定数いることがわかりました。

「住環境・周辺状況」「暮らしやすさ・快適さ」を子育て世帯は重要視

3番目に多かった後悔は「住環境・周辺状況」で8.9%。隣家や上下階などの騒音や生活音、買いもの施設が近くにないなどが後悔のポイントに。

『マンションで「子どもの足音や泣き声がうるさい」と下の階から警察を呼ばれた。人によって些細な音でも気になる、子どもに対していい印象がない家庭もあると思いショック』

子育て家庭にとって、近隣の音に対する許容度の違いは大きな課題です。子どものいない家族や独身など、それぞれの環境で“騒音”に対する考え方が違うのでしょう。また、スーパーが遠く日常の買いものが不便になるなど、周辺環境の後悔も見逃せません。

4番目は「暮らしやすさ・快適さ」で6.7%です。子どもが増えたことによる部屋数の不足や、コロナ以降に在宅ワークが増え仕事用の部屋を用意する必要ができたなど、将来の変化を見越せなかったケースが目立ちました。

「近隣トラブル・害虫被害」は少数派

5番目は「近隣トラブル・害虫被害」で5.1%。少数派ながら、深刻なケースも見られました。

『湿気の酷さ。浴室や洗面所はすぐカビが発生するし、冬は結露でサッシがびしょ濡れ。掃除がたいへん』

『中古物件の家を買ったら、家の柱の4分の3がシロアリに破壊されていた。リフォームせずに住んでいたら潰れていたかも』

特に中古物件では、構造的な問題の見極めが重要です。見えにくい場所のチェックを怠ると、多大なリフォーム代が掛かる場合もあるかもしれません。

次に、「家探しで譲れないポイント」を聞いた結果を紹介します。これから家の購入を検討しているママへのアドバイスです。

ママたちの回答は以下の通りです。

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家探しで「これだけは譲れない!」ポイントはありますか?

住まいの特集アンケート③ (2)

住宅設備(水回り・騒音対策):29.7%
間取り・収納:29.6%
立地・アクセス:21.3%
周辺環境:15.9%
特になし:3.5%

「住宅設備(水回り・騒音対策)」が最多

一番多かったのは住宅設備(水回り・騒音対策)で29.7%。

『水回りの動線はかなり意識しました。毎日する料理や洗濯などの家事を、とにかく時短できるように動きやすい配置にするのがおすすめです』

特にキッチン・お風呂・トイレなど水回りの快適さや、騒音対策を重視する声が集まりました。キッチンの使い勝手が悪いと毎日のストレスになってしまいますよね。

「間取り・収納」は大切

僅差で多かったのが「間取り・収納」で29.6%でした。

『収納が足りなかったので、複数の家具を新しく購入しなければならずリビングのスペースが狭くなって大後悔。事前にクローゼットなど確認すべきでした』

収納が少ないとものが溢れて日常生活に支障をきたす心配も。子どもとの時間をゆったりと過ごせるよう、リビングなどはある程度の広さを確保したいものです。

「立地・アクセス」便利な場所に

3番目に多かったのは「立地・アクセス」21.3%でした。

『ペーパードライバーなので、車を使わなくても生活できる駅近、バスなどの交通の便がいい場所が必須条件でした』

駅近や職場・学校へのアクセスの良さを重視するママがいるようです。日常で車を使う意識が低い都心部では、特に優先度が高い傾向がありました。

「周辺環境」「特になし」は少数

4番目に多かったのは「周辺環境」で15.9%でした。

『近所でBBQをする家庭があり、人の話し声がかなりうるさい時期がありストレスが溜まりました』

近隣の騒音や商業施設の有無は重要でしょう。夜に大きな音を出されると、せっかく寝た子どもも起きてしまいます。でも住むまで隣人はわからないので、なかなか難しいところです。

最下位は「特になし」で3.5%でした。少数ながら特定のこだわりがないママもいるようです。

「後悔しない家選び」のポイント

最後に、アンケートから見えた後悔の原因を踏まえ、家選びで注意すべきポイントをまとめました。

実際の生活をイメージした内見確認

まず、内見時の確認を徹底しましょう。コンセントの位置や数、収納スペースの広さ駐車場などは、図面や内見で確認可能。実際に生活をイメージしながらチェック。収納を測り、必要なものが収まるか確認することが大切です。

周辺環境の徹底リサーチ

また、将来のライフスタイルを考慮しておくと安心ですよ。子どもの成長や仕事の変化など、5~10年後の生活を想像することも重要。
そして忘れてはいけないのが、周辺環境のリサーチ。昼夜や平日・休日の周辺の騒音、商業施設の有無をチェック。複数回の訪問や近隣住民へのヒアリングを実施してもいいかもしれません。

季節に応じた湿気や日当たりの情報収集

湿気や日当たりを意識して、春夏秋冬の状況を不動産業者に確認するのも◎。湿気対策や日当たりは住み心地に直結します。中古物件はシロアリや劣化のリスクを避けるため、専門家による点検を検討するのもひとつの方法です。

家は一生に一度の大きな買いもの。ママたちの後悔から、住宅設備や間取り、周辺環境の重要性が浮き彫りになりました。家選びでは、現在のニーズだけでなく、将来の変化を見据えた視点が不可欠。内見やリサーチを丁寧に行い、後悔のない住まいを手に入れましょう。

文・岡さきの 編集・編集部 イラスト・猫田カヨ

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