<親失格アイテムって?>見ず知らずの人に「犬みたい」…ショック!【第6話まんが:アカリの気持ち】
私はアカリ(30代)。先日夫が娘のスズカ(3)に子ども用ハーネスを注文しました。ちゃんと見ていれば大丈夫だと思ってハーネスの使用は反対しました。だって使っている人が周りには誰もいないし、見たこともないから。躾をしないでこんなものに頼って、そう周囲に思われたくありません。ただ、スズカの育児に疲れ切っていたことは事実だし、夫はもう注文してしまったと言います。夫がいるときなら、と、ハーネスの着用をOKしました。
駄々をこねられるととても面倒なので、私ならハーネスをとってしまっていたかもしれません……。
でも夫は根気強くスズカをなだめていました。私は「たまの育児だから、こんなに根気強く説得できるんだよ。毎日お出かけのたびに説得するのはしんどい」というのが正直なところです。その後、ハーネスをつけて出かけてみました。
ただ、実際ハーネスをつけて外出すると……とてもラクでした。先日友人ミカに怒りをぶつけてしまいましたが、こうやって私がラクになると思いやっての言葉だったのかもしれないと思うと……申し訳ない気持ちになってきました。
空を見上げる余裕ができたのは、何年ぶりでしょう。久しぶりに見た空はとてもきれいで、街はきらびやかで、通りすがる人はみんな家族で楽しそうでした。
通りすがりの老夫婦の言葉が心に刺さって、その場から動けなくなってしまいました……。
私は普段外出中、気を張ってスズカを見ていました。突然走り出すから制止できるように、急に迷子になるから目を離さないように。でも今日、スズカにハーネスをつけたら、あたりを見回す余裕ができたのです。ハーネスをつけていれば、スズカに危険はないし、迷子になることもありません。
少し心に余裕ができると、周りのことも考えられます。私は最近、ストレスが溜まっていて小さなことにも攻撃的になっていたのかもしれない……そう思っていたところ、老夫婦の言葉に絶望したのです。
原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・魚師 編集・横内みか
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