<考えの浅い親>わが子の趣味や興味がわからない保護者なんているの?懇親会で疑問を感じて…
幼稚園や小学校の懇親会では、わが子の紹介をすることもありますよね。普段の家での様子や好きなことを突然発表しなければいけない場面を経験したことがあるママも多いのではないでしょうか。先日、ママスタコミュニティには「子どもの趣味がわからない親」というタイトルでこんな投稿がありました。
『小学校の懇談会で「子どもの興味があることを教えてください」というテーマで話していたんだけど、「絵を描いたり、絵本を読んだりしているけど、興味があるってほどでもないような……。よくわからないです」と終始自信がなさそうに話していた人がいた。以前、挨拶したときはハキハキしている感じの人だったから心配になった。子どもの趣味や興味がわからない親とかいる?』
お子さんの小学校の懇親会での出来事をこのように綴っていた投稿者さん。普段ハキハキとしたママなだけに、「自分の子どもの趣味や興味がわからないなんて」と驚いたそうです。この投稿にママたちからはさまざまなコメントが寄せられていました。
咄嗟のことで言えなかっただけでは?
『人前で話すのが恥ずかしかったのかな?』
『流れや雰囲気で言いにくいものだったから濁したのかもよ。「読書です」「習い事をがんばっています」の次に「アイドルの推し活です」と言うのはちょっと……みたいな』
『私、自分の興味あることも咄嗟には言えないわ。とりあえず「本を読んでいる」とか無難に言う。本当はもっといろいろあるけど、人に言えるかどうかの判断が一瞬でできない』
『大人だってさ、趣味を聞かれても「なんだっけな……。特に言えるようなものはないかな、とりあえず映画鑑賞」という感じの人もたくさんいると思うんだけどね』
懇親会となると、事前に内容が伝えられておらず、当日に先生から「こういうテーマでみなさんで話してください」といきなり話を振られることも珍しくないですよね。今回の件もそのような感じで、そのママはいきなり発表するような雰囲気になったため、何も言葉が出てこなかっただけかもしれません。実際には子どもが普段好きなことや楽しんでいることは把握していて、時間をかけて思い出したり、整理したりすれば言えるものの、恥ずかしさや咄嗟のことで何も発言できなかった可能性も十分にあるのではないでしょうか。また「自分のことだとしても何も言えないかも」として、そのママに同情している人もいました。懇親会の場で発表という形だと、どうしてもかしこまってしまいがち。ママ友となんとなく世間話をしている雰囲気でもなく、多くの人たちが自分に注目して話をじっくり聞いている状況のため、それ相応の「趣味や好きなこと」を答えようとすると、「よくわかりません」という言い方になってしまったのも仕方ないのではないでしょうか。
真面目に答えようとしすぎた結果かも
『「身体を動かすことよりも、室内で静かに過ごすことのほうが好きみたいです」程度で済ませてもよかったんだろうけど、考え過ぎちゃったのかもしれないね』
『うち、2年くらいスライムを作っていたけど、急に飽きて半年ほど経って音楽にハマっているよ。その半年のときに趣味を聞かれても答えられなかったと思う』
『そういうお母さんいた。「プリンセスが好きだったけど、今はそうでもないというか……」という感じだった。正直な人なのかも』
子どもが乳幼児期で、電車や働く車、プリンセスやキャラクターなど、好きなものが固定されていれば答えるのも簡単でしょう。しかし小学生ともなるとそういったおもちゃからだんだんと卒業し、普段はお友達と公園やゲームなどで遊ぶような過ごし方がメインになることも。そうなると「ゲームです」「友達と公園に行っています」という当たり障りのない発言でいいのかという自問も生まれるのではないでしょうか。また子どもは好きなことや興味のあるものがどんどん変わるものですから、「前はあれが好きだったけど、今はあまり興味がなさそうだな」と、今まさに何が好きかを考えると混乱してしまうことも。ママたちからは「懇親会なんて適当に答えたらいいけど、そのママは真面目に考えすぎちゃったのかもね」「今まさに何が好きなのかを正直に言おうと頑張った結果なのかも」というコメントも寄せられていました。
小学生以降だと、勝手にわが子のことをベラベラ喋らないほうがいい?
『完全にわかっているつもりの親のほうが、やばい人が多い』
『「うちは子どものことなんでもわかっている」と得意げに話している人がいたけど、違うこともあるよ。興味のあることなんてころころ変わるから下手に言えない。なんでもマウントと僻む人もいるから疲れる』
『先生と面談して「うちの子、今○○にハマっていて」みたいな話をしたら、後日先生からその話を振られたらしくて「もう○○は飽きているのに余計なことを言わないで」と言われたわ』
『わが子とはいえ勝手に何でも喋るのはやめたほうがいいよね。高校生ぐらいなら勝手に言わないほうがいいのかなと思いとどまる親も多そうだけど、小学生くらいだと麻痺している親が多いよね』
今回のようなシチュエーションでわが子の好きなことをベラべラ喋る保護者に対して、懐疑的な意見も寄せられていました。「うちの子はすごいんですって自慢話ばかりの人もいる」「自分の子どものことをなんでも知っていると思っている親もどうかと思う」といったコメントも寄せられ、人それぞれ考え方が異なることがうかがえました。
また自分の知らないところで親が自分の好きなことや趣味を言いふらしていることについて、子ども自身が拒否反応を示すケースもあるようです。たとえば昔好きだったことを勝手に話されると、子どもは自分の気持ちとのズレを感じてしまうなんてこともありますよね。懇親会でわが子の紹介をするときには、そうした可能性もあることを頭に入れておいたほうがいいかもしれません。
投稿者さんは自分の子どもの趣味や興味のあることを懇親会で上手く話せなかったママに疑問を感じたそうですが、恥ずかしかったり伝え方に迷ったりと、さまざまな可能性や背景が考えられます。気にしなくてよさそうですね。非難すべきことではないのではないでしょうか。
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文・AKI 編集・有村実歩 イラスト・神谷もち
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