<優しい子は損?>嘘をつかれたり傷つけられたり…「みんなに優しくしてはダメ」と教えてもいい? | ママスタセレクト - Part 3

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<優しい子は損?>嘘をつかれたり傷つけられたり…「みんなに優しくしてはダメ」と教えてもいい?

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小学校の低学年をすぎると、人間関係が複雑になっていくことがあります。グループができたり、いじめに発展するようなトラブルがあるのも珍しくない時期。そんななか小学校3年生のお子さんを持つママからこんな投稿が寄せられました。

『優しい子って損だよね。子どもに「みんなに優しくはダメだよ」って教えるべきなのかな? 低学年までは人間関係に特に口出してこなかった。口出したいけど、ぐっとこらえている。でも平気で嘘をつく子がいて、どうしようか悩んでいる』

投稿者さんのお子さんはどうやら優しい性格だそう。なので友だちから嘘をつかれたり、言いふらされて傷ついたり損をしているようです。投稿者さんは親として「あの子には優しくしない方がいい」と口出しをしたいものの、我慢して様子見をしているのでしょう。しかしわが子に「誰にでも優しくしてはダメ」と教えるべきなのか悩んでいました。

損をしないために、自分を大切にするよう教えてあげたら?

『損するような優しさなら教えていいと思う。見極めと判断力、線引き、自分を守る方法として例を出しながら話してみたら?』

『私も子どもの頃は優しい子と言われてきた。でも自己中な人に利用されたり、都合よく使われたり裏切らてばかりでめっちゃひねくれた。わが子には自分の気持ちを大事にして、言いたいことははっきり言い返して自分を守るように教えている』

今回の投稿では同じように心優しく、他人を疑うことをしないお子さんを持つママたちから共感や同情の声などが寄せられました。親としてはお子さんが善意や優しさで何かをした結果、理不尽なことで傷ついて損をする状況は避けてほしいと願うもの。しかしその見極めは小学生のお子さんにとっては難しいことではないでしょうか。「誰にでも優しくしてはいけない」と教えるよりも、「自分を守ること」の大切さについて具体例を出しながら教える方が効果的かもしれませんね。

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「お人好しや何も言わないのは優しさではない」と教えてあげるのがいいかも

『「お人好しなのと自己犠牲がすぎるのは自分にも相手にもよくない」って教えてあげるのが大人や親の役目じゃないかな』

『周りに気を遣って何も言えないのが優しさじゃないからね。それは小心者』

『うちの子も優しくて、性格悪くて浮いてる子やちょっと特殊な感じの子のターゲットになっていた。拒絶するのを悪いこと、先生に怒られることだと認識していたみたい。みんなに優しくはダメっていうか、「あなたを大事にしてくれる子を大事にしなさい。嫌な思いさせても謝ってくれない、直してくれない子は友だちじゃないよ」って教えたよ』

投稿者さんにとって優しさとは、困っている人を助けたり他人を気にかけることを指しているのでしょう。きっとお子さんもそんな性格なのだと予想されます。しかし「みんなに優しくするのはダメだよ」と教えても、「みんなって誰?」と混乱してしまうでしょう。それに本来持っているお子さんの優しい性格や魅力も失ってしまう可能性があるのではないでしょうか。大事なのは、自分に意地悪をしてくる人やずる賢い人を見極めること。嫌なことをされたときにはっきりと「NO」を言える強さを持つことかもしれません。そして誰かのために自分を犠牲にすることは、必ずしも正しいわけではないでしょう。

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これから経験を通して学んでいくのかも

『傷つくことが多いだろうけど、少し大人になったら「お人好しはもうやめよう」って思うよ』

『優しくていいと思う。家庭環境が違えばいろんな子がいるからどう接すればいいのか、自分で考えて成長していくよ。大人になれば自分と似たような人としか付き合わなくなるしね。それまでは人生勉強』

『親が教えなくても、子どもが自分で悩んで考えて行動するようになるよ。自分もそうじゃなかった? 小3ならこれから理不尽なことがいっぱいある。SOS出してきたときにアドバイスしてあげればいいと思うよ』

投稿者さんとしてはアドバイスをしたり、お子さんが傷つかないように先回りしてトラブルを回避させたいのでしょう。しかし小学生は小さなトラブルを重ねて対人関係を学ぶ時期。親があれこれ言葉で伝えるよりも、経験を通して身につくものではないでしょうか。傷ついたり損をしていくうちに、「こういう人に優しくしてはいけないんだ」「お人好しはやめよう」と思うようになっていくでしょう。お子さんの優しい性格は素晴らしいものです。なので親としては否定せずに認めてあげることがお子さんにとっても大事なことでしょう。そして本当に困って助けを求められたときにいつでもフォローができるよう、見守ってあげるのが今はベストなのではないでしょうか。親が教えなくてもお子さん自ら学んでくることも多いという先輩ママたちからの意見もあったので、投稿者さんはひとまずどっしりと構えてお子さんの優しさを肯定してあげてほしいですね。

文・AKI 編集・あいぼん イラスト・猫田カヨ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
優しい子って損だよね。