<私はサイテーな母親?>幼かった俺。離婚への反発で母を恨むように【第12話まんが:息子の気持ち】
俺(ジン)は、父さんと2人暮らし。俺が小さいときに両親は離婚している。俺は口うるさい母さんよりも甘やかしてくれる父さんの方が好きだったし、最終的に父さんと一緒に暮らすことを選んだ。母さんと別れる日、俺は最後に「マジで嫌い」という言葉を投げつけるしかできなかった。まだ8才だった俺は幼かったのだ。あれから9年ほどが経ち、俺は現在高校2年生。ある日父さんが事故に遭ったという知らせを受け、俺は慌てて病院に駆けつけた。

父さんから「当面は、ばあちゃんの家から学校に通ってくれるか?」と言われ、このとき一瞬だけ「母さんのところは?」という考えが頭をよぎった。でも言えなかった。まだ幼かった俺にとって、両親の離婚はショックな出来事だった。
そのうち大好きな父さんから「離婚を言い出したのはママだ」と聞かされ、俺は母さんを恨むようになった。苦しめているのはママなんだ……。幼かった俺は、母さんを敵視することで両親の離婚への反発の態度を示すようになっていった。
父さんが交通事故に遭ったと聞かされたときは驚いたけれど、命に別状はないとのことだった。本当に良かった。もし父さんがいなくなったら、俺はどうなってしまうんだろう……ふと、そんなことが頭をよぎってしまった。
それと同時に俺は、9年前に別れたきりの母さんのことも思い出していた。幼い頃、俺は母さんにずいぶん酷い言葉を浴びせていた。両親の離婚に動揺して不安になり、それを母さんにぶつけることで解消しようとしていたのだ。離れた後は面会を断りつづけてキッカケを失い、ずっと会えないままになっている。
父さんとの暮らしは毎日気楽だったけれど、俺の脳裏からあのときの母さんの顔が離れることはなかったのだった。
【第13話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
続きを読む(本日配信予定)
次の連載へ