<ひきこもり息子がムリ>私も変わる!他人の温度差に救われた瞬間。絶対投げ出さない【第5話まんが】
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私(ユミコ、40代)は夫(セイジ、40代)と息子(ヒロキ、高校1年生)との3人暮らし。娘(ミユ、大学1年生)は大学進学を機に家を出ました。息子は中学1年の途中から不登校になり、高校へ進学しても自室にこもってゲーム三昧の日々を送っています。私は神経をすり減らす毎日です。私を心配した母と夫に甘え、しばらく実家に帰省しました。すると思いのほかリフレッシュでき、息子に対して久しぶりに前向きな気持ちを持てるようになったのです。
息子の不登校は、私にとって人生を揺るがすようなことだけれど、他人からしたら、ただの雑談ネタのひとつなんだろうなと実感しました。
せめて夫婦2人だけでも穏やかでいよう。夫とともに穏やかに笑える時間があるだけで、家の空気も少し柔らかくなる。それが家族にとって、土台になるのでしょう。こうして少し穏やかに過ごせてきたと思った矢先、学校から連絡がありました。
「進級が難しくなる可能性がある……」その言葉を聞いたとき、頭の中が真っ白になりました。どこかで覚悟していた気もするけれど、いざ現実を突きつけられると、胸の奥がぎゅっと締めつけられるような痛みがありました。それから数日後、家のポストに息子宛の通信制高校の資料が届いていました。息子が自分で取り寄せたのでしょう。息子の前向きな行動、それだけで、私はよい兆しが見えた気がして、心が満たされました。
私はしばらく実家に滞在して、息子と距離を置く時間を持つと、心身ともに少しだけリフレッシュできました。
母の「焦らず腐らず少しずつ」という言葉が胸に残り、息子を変えようとする前に、自分の心持ちを整えることにしました。帰宅後もしばらくは息子の様子に大きな変化はありませんでした。
しかし息子なりに前を向こうとしていることに気づいた私は、久しぶりに心が満たされた気持ちになったのです。
私は「親の責任」と「手放す準備」のあいだで揺れながらも、親として踏ん張り続けるしかないと腹を括りました。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・梅蔵うめ 編集・石井弥沙
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