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<LINEトラブル>中1女子、スタンプが被っただけで責められる!?いじめの入り口かも…?

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中学校1年生の娘さんをもつママから、子どものグループLINEでのトラブルについて相談が寄せられました。娘さんが周りの空気が読めていないのだろうかと心配しているようです。

『クラスのグループLINE。女の子の友だちと購入スタンプが被っていた。購入スタンプって先に使ったもの勝ちなの?』

クラスLINEで起こった“スタンプ被り”がきっかけで、娘さんが「真似しないで」と責められ、困惑しているようです。一見すると「そのようなことで?」と思える話ですが、子どもたちにとっては決して小さな問題ではないようです。

中学生はまだ子ども。何でも嫌がらせの口実になる

娘さんがLINEスタンプを使った際、他の女子生徒から「真似しないで」と言われてしまったというこの問題。しかし娘さんは、そのスタンプをクラスLINEで使う前から所持していたと言います。「私も持っていたと言ったら、嫌な顔をされて“真似しないで”、だと……」。投稿者さんは、「私の娘は悪くないよね」と不安を感じているよう。この状況について、ママスタコミュニティでは「大人からしたらどうでもいいことだけれど、子どもたちにとっては大問題ということがあるよね」という声が聞かれました。

『中学生とはいえ「偶然だね」で終わる話が、「真似しないで」になったのなら、その子の性格がひん曲がっているか、投稿者さんの子が普段から気に食わないかのどっちか』

『スタンプを介した嫌がらせ。たまたま同じスタンプだったことを口実に、娘さんを責めたいだけという印象』

子ども同士の関係性はときに複雑で、スタンプひとつをきっかけに不満や嫉妬が噴き出すこともあるようです。投稿者さんも「娘はグループトークをしないからクラスLINEで使うことはなかったけれど、本当に持っていたの。同じスタンプ、もう二度と使えない空気になるのは意味不明」と困惑を隠せません。

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このまま必要最低限の関わりでいいのでは……

そもそもこのトラブルの背景には、娘さんとその女子生徒との関係性の希薄さもあるのかもしれません。仲がよければわざと同じスタンプを使って、お揃いを楽しむこともありますよね。

『グループLINEで使わず、他で普通に使えばいいんではない? 「真似しないで」なんて言われるくらいだから、お互い個別にLINEすることもないでしょう』

仲よしであれば冗談で済んだかもしれませんが、そうでない関係性だからこそ、スタンプ被りが攻撃材料となってしまったのかもしれません。中学生の女子グループでは、こうした「暗黙のルール」や「空気」が重視される傾向があり、それを破ったと見なされると排除の対象になることも。ただし、相手の態度に無理に合わせる必要はありません。仲のいい子とは別でLINEを楽しんで、クラスLINEは必要最低限だけでいいのでしょう。

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子どものことは子どもに任せて

親としてはわが子が悪者扱いされていると感じると、どうしても心配になりますよね。「うちの子は悪くないですよね?」という投稿者さんの問いに、ママたちはこう答えます。

『心配なのはわかるけれど、子どものことは子どもに任せようよ』

『購入履歴をスクショして証明すれば? と言いたくなるけれど、そこまでする必要ある?』

確かに、わざわざ証明しようとすると余計に事態がこじれたり、「言い訳がましい」と思われたりしてしまう可能性も。それに「真似疑惑」という問題にいちいちつき合ってはいられません。購入スタンプに所有権などない以上、「たまたま被っただけ」と割り切る強さも必要です。

『中1にもなって「真似した」と言っている子のレベルが低すぎる。相手にしなければいい』

そのようなことで投稿者さんが一緒に悩むより、子どもに「気にしない」という姿勢を教えてあげる方が大事なのかもしれません。「LINEスタンプをいつ買おうと、何を使おうと自由」というスタンスを娘さんは学ぶべきなのでしょう。ママたちは「子ども自身の判断で対応させるべき」「親が出る幕ではない」とアドバイスしています。

子どもの「自立」を応援する。助けを求められたら全力対応

最後に、ママたちが口を揃えたのが「そのようなことで娘さんが自信を失わないでほしい」という願いです。人間関係のもつれはどの年代でも起こるもの。でも子どもたちにとっては初めての体験ばかりです。今回のような出来事は、子どもが「自分はどう振る舞いたいか」を考える貴重な機会にもなります。
投稿者さんの娘さんは、スタンプが被ったことにより、思わぬトラブルに巻き込まれてしまいました。でもスタンプは誰でも買えるものであり、「先に使ったから偉い」という理屈も通りません。ママとしては「娘は悪くない」と思う気持ちは当然ですが、その上でどのように子どもに考えさせ、成長につなげていくかが問われているのかもしれません。ママができるのは「あなたは悪くない」「堂々としていていいよ」と伝えること、そしてあとは子どもに任せること。子ども自身が人間関係を築き、折り合いをつける力を育てるチャンスだと信じたいですね。

文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・なかやまねこ

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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