海外のママが伝授!嫁姑関係が悪くなる前にやってみたい3つのこと
義理のお母さんとどうしたらうまく付き合えるか。嫁姑問題は、結婚したら多くの人にとって避けて通れない問題です。夫と義理母、子どもが産まれれば子どもと義理母と関係は複雑で、その時のシチュエーションによって起きる事もいろいろです。
今私はオランダに住んでいますが、周りにはいろいろな国の方がいます。そういういろいろな国のママたちにとって、「義理のお母さんってどういう存在なのだろう?」とちょっと聞いてみたくなりました。
ヨーロッパのママの声
「義理のお母さんとの関係って難しいわよね。やっぱり自分の母親のように気楽ではないものよね。」(フランス人のママ)
「一緒に暮らしていないから、いい関係が保てているように思う。いつも会うと子育てのアドバイスしてくれるけれど、その通りにすることはあまりないかしら。いつも聞いて終わり、よね。」(イギリス人のママ)
日本よりももっと、個人個人を尊重する文化が主流のヨーロッパなので、義理の親との関係も違うのでは、と私は思っていましたが、嫁姑問題については、ヨーロッパのママも
「わかるわよ!」
という感じでした。どこでも同じなのですね。
義理母とうまく付き合うためにどうしている?
私の身近に大変そうなママもいます。スイスの義理のご両親がしょっちゅう遊びに来るという、オランダ人のママ。そのご両親は来るたびに数週間滞在し、多くの時間を孫たちと一緒に過ごすようです。
私だったら正直疲れてしまいそうですが、彼女はうまくやっているようでした。彼女が義理のご両親との付き合いでこころがけていることは3つあるそうです。
コミュニケーションはマメに
自分のインスタグラムのアカウントを義理のお母さんにもフォローしてもらい、子どもの写真で近況を伝えているそうです。インスタグラムなら、簡単で気負いせずにできますし、「いいね」や短いコメントをもらうくらいなら、ストレスもありません。
頼んだことに口出ししない
彼女は、ご両親の滞在中に子どもの学校への送迎をお願いすることが多いそうです。自分も楽になるし、義理の両親は喜んで孫を連れて行ってくれます。とくに頼む必要がない時でもあえてお願いするみたいです。さらに、頼んだことをどうやるかについては口出ししないそうです。帰り道に寄り道して買い食いしたり、なんてことがあっても、それをダメ、とは言いません。お義母さんも良かれと思ってやったことだろうしいいかな、と大抵のことは黙っています。
いちいち気にしない
自分は口出ししないと心に決めていても、義理のお母さんの方から口出しされることもあります。そんな時は「気にしない」に限るそうです。彼女の場合は、義理のお母さんとの食文化の違いもあり、食べ物について意見が対立しやすいそうです。たとえ自分のやり方が良くないと指摘されたとしても気にしない。やり過ごすそうです。けれども、義理のお母さんに言われたからって、自分のやり方を変えることもしません。
時間をかけて、程よい距離感をつかむ
私は「なるほどなぁ」と思いました。義理のお母さんのことを面倒がったり、嫌いになったりしてしまうことはよくあることですが、自分がそうならないようするために、程よい距離感をつかんでいくことが大切だと改めて思いました。
好きでも嫌いでも義理のお母さんは大事な人。程よい関係をきずいていきたいですね。
文・野口由美子 イラスト・193