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【必聴】子育てのイライラが消える魔法の曲?「おおきなおなか」で思わず涙


忘れているつもりはないけれど、ついつい心の奥の方にしまい込んでしまっている「大切な想い」って、ありませんか? その「想い」を思い出した瞬間、今目の前にある「幸せ」をもう一度かみ締めることができます。子育て中のイライラママへ、ぜひ聴いてもらいたい1曲をご紹介します。

夕方のイライラタイムに流れてきた曲に、思わず涙……

夕飯のしたくからお風呂、寝かしつけまで一気に忙しくなる夕刻は、子どもも一日の疲れが出てきて、ワガママモードに。ママは忙しくてイライラモードに。

2016年のある日も、相変わらずバタバタと忙しくなってきたので、子どもの意識をテレビに向けるために、いつもの通り16時~のEテレをつけます。「よしよし……これで家事に集中できるぞ」なんて思いながら作業をしていると、何気なく耳に入ってきた「みんなのうた」の曲に思わず涙がこぼれてしまいました。

タイトルは「おおきなおなか」。その名の通り妊婦の方はもちろん、現在子育て中のママにもぜひ届けたい曲です。聴き終わった後に心がほんわか温かくなり、さっきまでのイライラが嘘のように飛んでいってしまいます。

「おおきなおなか」を歌う「CRaNE」の想い

「おおきなおなか」は、優しい女性ボーカリストの歌声に、思わず聞き惚れてしまいます。歌っているのは「CRaNE」という男女のユニット。2009年に静岡を拠点にデビューしました。ボーカルのsanaeさんは、

『この曲はすべてのママたちへ贈ります。そして、自分もかつては同じように、お腹の中にいた時から愛情を受けて生まれてきたということを忘れないでほしいです。また、子どもとこの曲を聴いて、「ママもこうだったのよ」とお腹の中にいたころの話を通して、コミュニケーションのひとつになってくれればな…と思います。』

と語り、その想いを歌に込めています。
「妊婦」と聞くと一見幸せに満ち溢れた日々を過ごしている人のように見えますが、実際は良いことばかりではありませんよね? 世の中の「ママ」たちが必ず経験する「妊婦」時代の大切な気持ちを、まるで昨日のことのように思い出させてくれます。

すべての始まりは「あの日々」があったから

当時4歳と2歳になる子どもを育てていた筆者は、毎日イライラの連続。「もっと子ども目線にたって」とか「怒ってばかりいないで、良いところをみなくちゃ」とか、分かっているのにできないこの余裕のなさ。イライラママじゃなくて、ニコニコママでいたい! と、何度子どもの寝顔を見て思ったことか。そんな中、ふと耳にした「おおきなおなか」を聴いて、心の奥にしまい込んでいた、お腹の赤ちゃんの誕生を待ち望んでいた「あの日々」がよみがえりました。嬉しかったこと、悲しかったこと、不安だったこと、それでも早く会いたい! 元気で生まれてきてくれればそれで良い! と切に願った日々。あの日、お腹の中でママと「ひとつ」になっていたあの赤ちゃんが、今目の前にいるこの子なのだな……と思うと、愛おしさがこみ上げてきて思わず子どもを抱きしめてしまいました。

子育てで忙しい日常の中で、ママが忘れてはいけない「原点」がこの曲には込められている気がします。愛情と優しさに溢れ、イライラを吹き飛ばしてくれる魔法の1曲。皆さんにもぜひ聞いて貰いたいです。「愛情」は伝えて、伝わって……いつまでも、これからも、ずっとつながっていくのだな、と感じました。

その曲がこちらです

文・渡辺多絵 イラスト・もっちもちふっわふわ

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