<穏やかな母はイヤな姑?>「姉ちゃんもツラいなら…」弟の言葉にハッ!私たちの決断【第5話まんが】
前回からの続き。私(サヤ、30代)は夫と息子(ユウヤ、6歳)との3人暮らしで、実家の近くに住んでいます。母(ハナエ、60代後半)にはよくユウヤの子育てに協力してもらっており、母と私たち家族の仲は良好です。私の弟(タク、30代)の息子(甥、ミツル、3歳)は身体が弱いため、弟家族は遠方である実家に帰ってきません。母はそれが気に入らないようで、弟夫婦のことを悪く言います。それは私の知る穏やかな母ではありません。私は「これ以上愚痴を聞きたくない」と母に伝えようと思いました。
「やっと送ってきた写真が寝顔1枚なんて信じられないわ。それにきっとタクに言われて送ってきたに決まっているし」せっかく弟のお嫁さんが送ってきてくれた孫の写真にまで文句を言っています。
あまりに愚痴が増えている母を見て、もしかして母は私に弟との間を取りもってほしいのかな? と思い、私はひさびさに弟に連絡してみます。「お母さんとの仲こじれてない?」
「この際だから言うけどさ、姉ちゃんは母さんと近すぎていろいろ見えていないんじゃないの? 姉ちゃんにとっていい母親だからといって、俺にとってもそうだとは限らないだろう?」弟の言葉を聞いて、母への対応を考え直すキッカケになりました。
私は弟も弟家族も好きです。母と弟のトラブルが原因で、私と弟の関係まで悪くなるのは勘弁してほしいと思います。母と弟の件に関して、私はどちらの味方にも立たず、傍観者に徹しようと思いました。そして、母の愚痴を聞くのはしんどいので、しばらく母と距離を置くため訪問を控えることにしました。
弟との会話を通じて、「母は穏やかな人」という私の思い込みに気づき、母の考えを押しつけられる弟の苦悩を理解できたように思います。
私は母が弟を大切に思い、「そばにいてほしい」と願う気持ちは受け止めます。でも帰省を求めることが弟にとって負担になるなら押し通してはいけないと思うし、私が無理に母の愚痴を聞き続ける必要もないと感じたのです。
母のように、相手の意思を尊重せずに思い通りに動かそうとしても、逆に相手は離れるだけだということがわかりました。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・んぎまむ 編集・石井弥沙
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