子役ふたりに歓声!『ファインディング・ドリー』記念イベント
本国ではあの『アナと雪の女王』を抜き、全米歴代アニメーション1位の記録を達成した映画『ファインディング・ドリー』。日本でも公開からわずか半月で動員260万人、興収32億円突破という快進撃を続けています。
大ヒットを記念して開催された舞台挨拶イベントにはドリー役の女優・室井滋さん、ニモ役の菊地慶(よしと)くん(8歳)、ベビー・ドリー役の青山ららちゃん(5歳)が登場。慶くんとららちゃんはこれがはじめての舞台挨拶だそうで、ドキドキしながらも一生懸命頑張る姿に会場から大きな拍手が送られていました。
かわいい声にみんなにっこり!舞台挨拶初挑戦の慶くん&ららちゃん
満席となった会場に招かれた3人がそれぞれ自己紹介と、「ここいいるだけで胸がいっぱいで泣きそうです。ありがとうございます!」(室井さん)と挨拶。3つ用意されたくす玉のヒモを引っ張って割ることになったのですが、司会者が子役のふたりに向かい「まだですよー、まだ引っ張らないでね」と声かけしている最中に室井さんがフライング。見事に割れてしまい「すみません、すみません、ごめんなさい!」と平謝りするシーンも(笑)。
忘れん坊のドリーを演じて以来、ちょっとソワソワしているそうで
「忘れ物はしないんですが、最近自分がヘンなんですよ。居酒屋に行ってもカウンターの隣で食べている人のものを食べちゃったりとか…。自分のものだと思って食べていたら『よかったら、こっちのも食べませんか?』と言われて『えっ、この人何言っているの?』って思ったり。けっこう”危険水域”に入っているかなと思います。道にも迷いますし、ドリー化していると思います」と、室井さん。
大ヒットの反響については「お手紙もいっぱい届いていますし、グッズもいっぱい見かけますし、すごく幸せな日々を送っています」と、にっこり。
ららちゃんは声優初挑戦の感想を「ちょっと難しかったけど、楽しかったです」。好きなキャラクターを聞かれると「ドリーです」と、愛らしい声で答えてくれました。
室井さんは当初ベビー・ドリーの声も自分が担当するのだと思い、練習していたのだそう。「でもやっぱり”本物”にはかなわないなと思いました。すごくかわいかった!」とほめられたららちゃんは、にっこにこに。
一方の慶くんはニモ役の感想を「声を低くするのは難しかったけど、笑ったり楽しい場面は自分も楽しくなりました」と、コメント。この夏の思い出を聞かれて「パパとふたりで野球を見に行ったことです」と答えるなどフツーに元気な男の子のようでいて、ハキハキした受け答えはさすがです。
室井さんも「ニモは前作の『ファインディング・ニモ』のときよりちょっぴり大きくなりまして、ドリーをかばってくれるようなところもあったので(声を担当したのは)どんな男の子かな?って私も楽しみにしていたら、今日こんなにかわいい子だったとわかって。キリッとした話し方が、カッコよかったと思います」と、太鼓判。慶くんはステージに立っているあいだずっと笑顔のまま落ち着いていて、大物になりそうな予感を抱かせてくれました。
ドリーを観て水族館へ! 夏の思い出を作ろう
『ファインディング・ドリー』は親子の絆を描いた『ファインディング・ニモ』から1年後の世界。ニモの親友で、なんでもすぐ忘れてしまうドリーが唯一忘れなかった家族の思い出をキーに、家族を探す冒険へと旅立つ物語です。
ららちゃんが演じたドリーの赤ちゃん時代であるベビー・ドリー、タコのハンクなど新キャラクターも話題。家族みんなで楽しめるのはもちろんですが、「メッセージが深い」とハマってしまった大人世代も多いそうですよ。
最後に室井さんから寄せられたのは、こんなメッセージ。
「今日はみなさん、本当にありがとうございました。ご覧いただいたように本当に素敵な、素敵な物語だと思います。いただいた手紙の中には”上司とうまくいかず落ち込んでいた”という大人の女性の方からのものもありまして、『ファインディング・ドリー』を観たら心が和んで元気になれた、と。すごくうれしかったですし、大人の方にも気に入っていただけるところがたくさんあると思います。まだまだご覧いただけるとうれしいです」
舞台挨拶中「この3人で水族館に行けたらいいなって思います」という室井さんの言葉に、慶くんもららちゃんもとびきりの笑顔で応えていましたが、『ファインディング・ドリー』鑑賞→水族館というのもおすすめのプラン。海の生き物への興味がふくらむ上、旅行など遠出をする予定のないお家にもとびっきりの思い出になりますよ。
『ファインディング・ドリー』全国大ヒット公開中!
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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文・編集部