約1000人のママが回答!「ふりかけ」の使い方にルールはある?<ママのリアル調査>
日本の家庭で長く親しまれている食品のひとつ「ふりかけ」。その市場規模は80年代から拡大を続け、2024年には575億円と過去最高金額に達する見込みです。
そんな家庭の身近な食品といえる「ふりかけ」ですが、食べ方・使い方のルールを決めている家庭はあるでしょうか。2024年、ママスタセレクトで掲載された「夫婦でふりかけをめぐって論争がおこった」という漫画が話題をよんだこともあり、今回は「食事のときのふりかけのルールはありますか?」というアンケートを実施しました。
約1,000人のママが回答!“ふりかけのルール”ありますか?
選択肢に「ある」「ない」「その他」の3つを設定したところ、1,000人近いママたちが回答を寄せてくれました。ふりかけのルールは「ない」と答えたママが90.9%と9割に達する結果に。大多数の家庭では、ふりかけに関してとくにルールを定めていないことがわかります。
「ルールあり」と答えたママは6%
多くの家庭がふりかけのルールは「ない」と答えた一方で、ルールを設けている家庭は6.4%となりました。少数派ですが、具体的なエピソードも寄せられています。
『2杯目からはふりかけOKです! 私が子どもの頃からそのルールでした』
「最初からふりかけをかけてはダメ」など、白米本来の味を楽しむ習慣をつけるため、と考える家庭もあるようです。
『基本的に朝ご飯だけ。昼食と夕食はおかずと一緒に食べる約束にしている』
ふりかけを特別な楽しみと位置づけるママもいます。
ルールを設ける背景には何がある?
ふりかけのルールを設ける家庭には、それなりの理由があります。大きくわけて次の3つがあげられました。
1:健康への配慮
『最初の1杯だけ。おかわりでふりかけは使えない。塩分が気になるから……』
塩分の過剰摂取を気にして1袋のみと制限しているママもいます。
2:食事のマナーや食育を考えて
『幼少期から三角食べを厳しく教えられ、おかずは白米と食べなさい、と言われて育ちました。ふりかけは2杯目かおにぎり・お弁当のみ。わが子も同じルールです』
ママスタセレクトの漫画の中でパパが主張した「おかずを作った人に失礼だからふりかけは使ってはいけない」という考え方に同調し「私もふりかけで白米を食べられるのは嫌なので、漫画のパパの気持ちが分かる!」とのコメントも寄せられました。
三角食べや食事を作った人へのマナーとしてふりかけの使い方を説く家庭もあるようです。
3:おかずが少ないときや「ふりかけ」に特別感を出す
『白米を食べるためのおかずが少ないときは使ってOKにしている。鍋料理、しゃぶしゃぶなど』
『わが家は1日1つまで! 今日もお昼ご飯にすっごく葛藤しつつも我慢し、夕飯にウキウキしながら、かけてました(笑)』
食事のときの「小さな楽しみ」として位置づけ、特別感を出す工夫をしているという声も寄せられました。
大多数が「ルールなし」。その理由は?
9割の家庭はふりかけを使うことに「ルールはない」と考えています。そこには4つの背景が考えられます。
1:親の手間が不要の手軽さ
ふりかけは親が手助けしなくとも、子どもでもご飯にかけられ、食べられるアイテムです。その手軽さに魅力を感じているママも多いのではないでしょうか。
2:楽しい食事時間を過ごせるアイテムとして
カラフルで味のバリエーションが豊富なふりかけは子どもたちにとっては「楽しい」食品でしょう。食事の時間をわが子と楽しく過ごしたい、と考えるママたちがルールなしで取り入れるのも納得です。
3:子どもの食欲を優先して
白米だけでは食の進まない子どもにとって、ふりかけがお助けアイテムになることもありそうです。食の細いお子さんをもつママは「せめてご飯だけでも食べてほしい」と願うもの。そんなときに、お子さんの喜ぶ「ふりかけ」が強い味方になることもあるのではないでしょうか。
4:調理の手間が省ける
おかずをもう1品準備するよりも、ふりかけを使うほうが簡単で手間も省けます。忙しくて満足に食事の準備ができない、というときにはありがたい存在ですね。
ふりかけは調味料を超える?
「ふりかけは自由に使う」という家庭が多いことがわかった今回のアンケート。ふりかけの使い方もさまざまで、単なる調味料以上の存在であることも伝わってきました。ふりかけは食事をより楽しく、手軽にするアイテムとして、今後も多くの家庭で活躍し続けるでしょう。
総回答数:994票
調査方法:インターネット
調査月:2024年12月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・あい