<消えた義母>会員限定エピソード:逃げた先に見た世界は…?考え出すと後悔ばかり【後日談まんが】
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私(サチコ)は夫(トオル・55才)と姑(80才)、次男エイタ(22才)と4人で暮らしていました。夫と結婚したのは、今から30年以上も前。2人の子宝にも恵まれ、専業主婦としてずっと家族を支えてきました。けれど姑からのいじめや介護、夫の暴言や不倫、次男エイタのひきこもり……。私はとうとう離れに住む長男レイジのお嫁さん、リョウコさんに今後のことを託して家を出てきたのです。リョウコさんとレイジには申し訳ないことをしたと思っています。あれから数ヶ月。私は、遠くの街で元気にやっているのでした。
一方的かもしれませんが、私はレイジとリョウコさん、孫のマナちゃん宛に手紙を出しました。何もかも置いて逃げてしまった私は、自分がいなくなった後のことを不思議と心配していなかったのです。レイジとリョウコさんだったら元夫の言いなりにはなっていない……それが手に取るように分かるからかもしれません。
姑の介護をしてほしいとも、エイタの面倒を見てほしいとも思っていません。あの2人はしかるべき施設に入れた方がいい……。前から考えてそれなりに準備をしていたことでした。でも「私」じゃ夫と闘えなかった。「私」じゃだめだったんです。
私がいなくなったことで、どうかエイタが自立への一歩を踏み出せますように。そしていつか、昔のことを語り合える日がくればいいな……そんなふうに思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。