今、主婦向け雑誌を読む男性が急増中!ワーママを支える「うちパパ」族の実態
育児や家事に協力的な男性をさす「イクメン」という言葉は聞いたことがあるけれど、「うちパパ」というワードは初めて耳にした方も多いのでは?
「うちパパ」とは
仕事をする「ワーママ」の対義語で、うちのことを主体的にする人たちのこと。
主婦向け生活情報誌『サンキュ!』が、積極的に「家庭進出」する男性をあらわす言葉として命名したそうです。
うちパパの特徴として、家事育児を手伝いでなく「主役として行う(時々でなく毎日)」「創意工夫をし楽しんでいる」「生活用品やサービス選びに積極的である」などが挙げられます。
今回は、そんな「うちパパ」族の実態をもっと詳しくご紹介します。
主婦誌『サンキュ!』を読む男性が5年で3倍に!
主婦向け生活情報誌『サンキュ!』では、ここ数年男性の読者が増加していることから、『サンキュ!』を読むパパたちに「男性の家事育児に関する意識調査」を実施しました。
今回の調査で、「妻にせまられて仕方なくやる」というよりも「自ら家事や育児を楽しむ」、「うちパパ読者」が多くいることがわかったそうです。
また『サンキュ!』を読む男性の共働き率は7割。うちフルタイム妻が4割と、ワーママを支える頼りがいのある男性が多いという結果も!
パパが答える「手伝いたい家事」ナンバーワンは料理。ママが答える「手伝ってほしくない」家事ナンバーワンも料理。
「うちパパ」が主にやっている家事について。買い物が約8割、食事のしたくが5割超という結果がでています!
そしてパパ側に「手伝いたい家事」を聞いたところ、料理、掃除、育児、片付け、洗濯の順となり、『料理』がもっとも手伝いたい家事であることがわかりました。
一方で同じくママ側に「夫に手伝って欲しくない家事」を聞いたところ、『料理』がトップとなり、パパ側とは逆の見解を持っていることが浮き彫りになりました。 その理由は「片付けをしない」「段取りが悪い」「凝った料理よりも日常の助けになる料理を作ってほしい」などといった意見が挙げられています。
ちょっとハードルの高い『料理』ですが、パパたちはやる気満々!適度に褒めて、料理や後片付けスキルを磨いてもらえたら大助かりですよね。
もっと妻を助けたい!うちのことは楽しい!「うちパパ」族の中には残業をセーブする人も
「うちパパ」にも仕事があります。しかし「今以上に育児や家事にかかわりたい」というパパも7割近くいて、理由として「妻の負担を減らしたい」「子どもが小さいのは今だけ、貴重な時間だから」「料理の段取りなど効率化を工夫するのがおもしろい」という前向きな回答が目立っているそうです。
その思いから「できるだけ早く帰るようにしている」「定時にあがり保育園にお迎えにいく」「早朝に出勤し早くあがる」「妻とよくコミュニケーションをとり連携する」など努力や工夫をしているという声も多いのだとか!
また、「うちパパ」家庭の特徴として、パパが家事や育児に積極的に協力してくれるため、自然と会話も多くなり互いに思いやる気持ちが持てるので、夫婦関係が良好なご家庭も多いそうです。
『サンキュ!』では、8月号で「うちパパ実例特集」が組まれたり、WEBサイト『口コミサンキュ!』では「うちパパ週末ブログ」がスタートしたりして「男性の家庭進出」を応援中!
もしあなたの旦那さんが「家事や育児にどうやって関わればいいか、わからない…」などというふうに悩んでいたら、ママも一緒になって、先輩パパたちの家事育児の奮闘ぶりをチェックしてみてはいかがでしょうか?
または「うちの旦那、うちパパだ〜!」と思えた方は、日頃の感謝の気持ちを伝えたり、もっと家事などを協力できるように話し合ったりするのもよいでしょう。
ただ家事を手伝うだけでなく主役として行う「うちパパ」が、これからのパパの当たり前の姿になっていく世の中になるよう、自分たちにできることを少しでも始めていけたらいいですよね!
文・赤石 みお