2024/12/28

＜お年玉で不公平＞子どもの数が違う場合に出費の差が出てしまう。双方が納得いく対処法とは

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子どものころお正月になると、なんだかワクワクしましたよね。親族との集まり、テーブルの上のごちそう、そして……お年玉に胸を弾ませていた人も多いでしょう。ママたちの多くは、今や「あげる立場」になったのではないでしょうか。子どもにとってはワクワクするものでも、大人になると残念ながらトラブルのタネになることもありますよね。

『子どもの数が親戚のところよりも多い人、お年玉はどうしてますか？　どんな配慮をしてますか？』

投稿者さんのお宅には子どもが3人。対して義姉宅はひとりっ子です。お年玉の額を合計するとどうしても義姉宅の負担が大きくなってしまうため、何か配慮が必要なのでは？　と考えているようですね。さてママたちは「お年玉問題」に対して、どう考えているのでしょうか？

お年玉問題、本当に厄介だよね

わかる！うちも悩んでるよ

『わかるわあ。これだからお正月嫌いなんだよね。面倒くさいよね』

『こちらが多くても少なくても気にしない、とするしかないのかな……新年早々モヤつきたくないよね。お金のやりとりは損得なんて感じない相手とだけしたいよ』

ママたちからは「うちも悩んでる！」と共感の声が寄せられました。どこの家庭にとっても悩みどころなんですね……。子どもにあげるものとはいえお金のやり取りですから、「不公平だなあ」と考えてしまうことがあるのも当然でしょう。

対策はしたけど、やっぱりモヤモヤ

『弟から「子どもが少ない俺の家は損だ！」ってキレられた。だから「お年玉制度を廃止にしよう」と提案したら、弟嫁が「それはお互いの子が可哀想」だって。結局私が折れて、多めに渡すことで合意。誰かが我慢しなきゃいけないんだよね』

お年玉問題の解決に乗り出したものの、やっぱり心にしこりが残ったまま……というママたちも。自分ひとりだけが割を食うシステムにしてしまうと、お正月の度に嫌な思いになりかねません。「完全に」は無理だとしても、できる限り公平な取り決めをしたいものです。

決めたルールでみんな納得しています

あらかじめ取り決めたルールで、うまくいっているところもあるようです。一体どんなルールなのでしょうか？

出費が平等になるようにしている

『相手がひとりっ子、うちが2人。うちが5000円ずつもらうなら相手には1万円あげてます』

『うちは3人、義弟のところは1人。多くもらった分を、外食のときの支払いでうちが多めに出してる』

相手がくれたお年玉の総額を相手の子に渡す、多く受け取るならその分を他のところで支払う。いろいろな方法でママたちは「不公平」を解消しているのですね。これならば子どもの数が違っても大きな不満を抱えることはなさそうです。

お年玉の金額を先に決めておく

『「お年玉は子ども1人につき1000円にしよう」と取り決めたよ』

『きょうだいとは「お年玉は無しにしよう」って決まりがあるから楽。お年玉をもらうのは祖父母からだけ』

お年玉については事前によく話し合っておくことが大切だと、改めて思い知らされますね。子ども一人当たりのお年玉の金額を決める、しかも少額にしておけば、お互いの負担になることはあまりないでしょう。子どもの数は圧倒的に違わない限り、どちらかだけが大幅に損をすることはなさそうです。また思い切って「お年玉は無し！」と取り決めてしまう方法も。じいじやばあばからだけもらって、2人にはアレコレと「親孝行」するのも手です。

お年玉って、もらった恩を次の世代に返すものだよね

ママたちの頭をやたらと悩ませているお年玉。お金のやり取りですから、悩むのは当然でしょう。しかしお年玉をとても大切に考えているママがコメントしてくれました。

『親戚からお年玉をもらっていたときに「これはお前にあげるんだけど、将来はあげる立場になるんだぞ」って言われてた。私があげる立場になって、親戚の子にできる範囲であげていた。そしたら今度はうちの子がもらう立場になって、みんな良くしてくれるよ。「直接返すことはしなくていい、してもらったことを他の人にしてあげるといいよ」って教えてもらった。損得は考えず、できる範囲でやっていきたい』

やりとりしているときには「うちは損してる」「不公平」と感じてしまうこともあるでしょう。しかし大きな視点で見てみると、「自分がしてもらった分を返している」「自分が大切に扱ってもらったように、今度は自分が与える番」と考えてみると……不思議と胸がスッキリするかもしれませんね。

お年玉を巡って「どんな配慮が必要か」と悩んでいた投稿者さん。ママたちからはいろいろなアイデアが出ましたね。いずれにしても、親族で話し合うことで「公平」に近づけられるかもしれません。このままお正月を迎えてモヤモヤを募らせてしまう前に、一度お互いに腹を割って相談をしてみるのはどうでしょうか。

文・motte　編集・いけがみもえ　イラスト・Ponko