<一番良かったことは>幼少期の読み聞かせで国語力はあがる?効果を期待した結果…
「幼少期の読み聞かせはよい」という話は、よく見聞きします。夜眠る前の習慣として定着している家庭も多そうです。ママスタコミュニティにも「子どもにすごくよいと聞くけど、本当?」というトピックがありました。実際のところ、どうなのでしょう?
読み聞かせを頑張ったママの熱と、わが子の学力の関係は
読み聞かせをしてもらい育った子が、その後どうなるのか。コメント欄に先輩ママたちからの報告が集まりました。
『子どもたちの国語の点数はよかった。模試でも現国の偏差値は高かった。語彙力もある』
『中学校の成績はオール5で、県下トップの高校に入ったよ』
投稿者さんの質問は「本当によい?」というやや抽象的なものですが、つまりは学力、とくに国語の成績がよいかどうかを問うものだと思われます。
集まったコメントのなかには、想像通りの回答がありました。それぞれ「毎晩5冊ずつ読み聞かせしていた」「1年間で1,600冊の絵本を図書館で借りた」という熱心なママ。ほかにも「ふたりとも国語は得意。上の子は入試時の国語が満点だった」「先生から『文章作成能力が高い』とよく言われたし、他教科の成績もよかった」といった回答があったことから判断すると、やはり読み聞かせすると国語の学力がつく……のでしょうか?
『毎日したけど、小学2年生現在の国語の点数はひどい』
『ほぼやらなかったけど、小学生の頃から本好き。趣味は読書』
それ以外にも「熱心にやっていたけど、ゴリゴリの理系」「成績はごく普通」「国語は全然ダメだけど、読書は好き」などなど、つまりはその子によって影響はまったく異なるようです。
どれくらいの頻度で何冊読みかせしていたかを教えてくれるママも多かったのですが、熱心さはそれほど関係がないようです。もちろんお子さん自身が読み聞かせを喜ぶので、ママがより熱を入れることはあるでしょう。そこを入口に本が好きになり、後年の学力に影響する可能性はあります。
子ども以上にママに有益?読み聞かせの効用とは
とはいえ読み聞かせの効用は、学力だけではありません。
『一生の思い出だよね。わが子の心のなかにそれが残ってくれているだけで、うれしい』
読み聞かせしてもらった記憶がはっきり残っているお子さんも、少なくありません。「うちの子は覚えていない」という報告もありましたが、記憶になくとも心のなかには何かしらの形を残しているのではないでしょうか。
『一番よかったのは、子どもの情緒が安定したこと。本人が好きな本を好きなだけ読んだので、「自分が望んだことをしてくれる」という親への安心感が生まれたらしい。想像力の引き出しも増えたかな』
現在お子さんが20代という方からの、コメントです。とくに国語が得意なお子さんではないそうですが、「活字嫌いにはならなかった」とのこと。自身が子どもの頃に読み聞かせしてもらっていたという方も、「安心感があった」と教えてくれました。
『親子のコミュニケーションが取れた』
コミュニケーションのひとつとして、読み聞かせのよさを実感するママも多くいました。これに関してはお子さんだけでなく、ママにとっても同様の効用がありそうです。「寝る前に布団で一緒に横になって絵本を読んだ時間は、私の宝物」「子どもの表情を楽しみながらお話してあげる時間は、とても貴重だった」という声も。
「悲しい話のときにふざけて大げさに読んだら、子どもが泣いて聞きたがらなくなっちゃった(笑)」「感情を込めてセリフを読んでいたら、5歳の娘に『普通に読んで』と無表情で言われた」など、絵本の内容にまつわる思い出コメントも届きました。ママたちのなかにも褪せない思い出として残っているようです。
子どもが読み聞かせを嫌がる場合も
小さな子どもは絵本が好き、読みかせてしてもらうのが好き。そんなイメージもありますが、集まったなかには思い込みを覆すようなコメントもありました。
『うちは読み聞かせしていても、途中でどこか行っちゃう』
「そもそも絵本が嫌いな幼児って、いるの?」というコメントもあったのですが、「読み聞かせを嫌がった」「逃げるくらい嫌いだった」という声もありました。どんなにママが熱心だったとしても、逃げられてしまっては読み聞かせができません。読み聞かせが苦手な子は、ほかに興味がある場合が多いようです。
『絵本より図鑑を眺めるほうが好きだったので、読み聞かせようがなかった』
同じ本でも乗り物や動物の本ばかり見ていた子、絵本を見るよりページをめくるほうが好きだった子、開いた絵本を閉じておしゃべりしたがる子の話も。まだ小さくても個性は出るものです。
『息子と娘にしていると、途中で息子が「これってこうなのかな?」「これって〇〇(別の絵本の内容)かも」とか言い出す。話がそれて読み聞かせにならない(笑)』
ストーリーとは別に、お子さんたちで勝手に効果音をつけたりして楽しんでいるそうです。「今はそれでよしとしている」とのことですが、たしかにストーリーを追うだけが読み聞かせではありませんね。
子どももママも、それぞれ。読み聞かせにこだわる必要はない
『よかったことは、とくにないかも。読書が苦手な親なら、ほかの方法でもいいのでは』
寄せられたコメントのなかには、たくさんの童謡を歌ってあげたママもいました。外遊びに思い切りつきあってあげること、一緒にたくさん散歩することなど、わが子と向き合うための方法は読み聞かせだけではありません。
『いつの間にかしなくなった。家事に追われる夜は気持ちに余裕がなくて』
わが子との時間の使い方はそれぞれです。読み聞かせにこだわらず、ママができる方法で、できることをすればいいだけです。読み聞かせを頑張っていたなかにも、「子どもと遊ぶメニューのなかでラクだったから」と教えてくれたママもいます。「それよりも親がニコニコしているほうが、ずっとよいよ」というコメントもありました。罪悪感を覚えることはありません。
とはいえ普段は忙しいママがたまに読んでくれる1冊が、大切な思い出になることはあり得ます。余裕があるときに「そういえば、読み聞かせはいいんだっけ」と思いついたら、わが子を隣に呼び寄せてはみてはどうでしょうか。
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