<消えた義母>不倫!隠し子まで!「ひとりなら生きていける」私の決意【第7話まんが:義母の気持ち】
前回からの続き。私(サチコ)は会社役員の夫(55才)と認知症の姑(80才)、引きこもりの次男エイタ(22才)と4人で暮らしています。敷地内の離れには長男のレイジが妻のリョウコさんと娘のマナちゃんと住んでいます。夫と結婚したのは今から30年以上も前。やがて舅が亡くなり、姑と同居をするようになってからは地獄のような日々がはじまりました。でも私にはこの家を出ていく勇気がありません。そんななか夫の不倫が発覚します。私は夜、帰宅した夫に確認しました。
次第にぶつけようのない怒りがふつふつと湧いてきておさまりません。砕けたガラスを見つめながら、今まで耐え続けてきたことが走馬灯のようにめぐり、涙が止まりませんでした。怒りに満ちた涙の先で、ふとリョウコさんの言葉が頭をよぎります。
心残りなのは、認知症の姑と引きこもりのエイタのこと。姑の世話をどうするのか、エイタがこれからひとりで生きていけるか……。レイジ一家には迷惑をかけてしまうかもしれません。しかし私はリョウコさんの力強い瞳を思い出します。
夫の不倫が分かってからの自分の行動は早かったです。迷いが一気に晴れて、「出て行く」以外の選択肢はありませんでした。私はずっと思っていたことを、はじめて実践したのです。何で今まで行動できなかったんだろうと思うほどです。
もう慰謝料とかそんなものはどうでもよくて、ただただ二度とこの家には戻ってきたくなかった。きっと私がいなくなっても、リョウコさんなら何とかしてくれるはず。彼女にすべてを託しました。リョウコさん、ごめんなさい……。でもきっとあなたならできるはずです。どうか……どうか探さないでください……。私はポストに向かって一礼すると、二度と戻ることはなかったのでした。
【第8話】へ続く。(明日配信予定)
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子