＜お年玉の使い方にモヤッ＞母から指摘され気づく！足りなかったのは「親子の話し合い」【後編まんが】
前回からの続き。うちのシュン（中1）、兄の息子リョウタくん（中2）、姉の娘ランちゃん（高1）は幼い頃から一緒に遊んできたイトコ同士です。年金暮らしの母がお正月、孫たちにお年玉を5千円ずつ渡してくれたのですが……。シュンとリョウタくんはゲームに、ランちゃんは推しのグッズにと、その場でパッと使い切ってしまってビックリ。あらためて兄や姉と話してみると、子どものお金の使い方に対してそれぞれ悩ましく思うところはあるようでした。
親戚の家から戻ってきた母に、私はすぐさま謝りました。わずかな年金収入のなかから工面してくれたお年玉が、あっという間に消えてしまったのです。しかし母はケロっとした様子であっさり「そんなものよ」と返してきました。
母に言われて気づきました。私はまるでシュンに裏切られたかのように、一方的にショックを受けていたけれど……。お年玉の使い方について別に事前に打ち合わせしていたわけではありません。足りなかったのは親子での話し合いだったのです。
去年まではシュンが小学生だったこともあり、お小遣いの使い道もささやかなものでした。だから手にした数千円をすぐさまパッと使われ、よけいに私は驚いてしまったのかもしれません。これから扱う金額が大きくなればなるほど、慎重に使ってもらいたい……。だんだん成長して状況も変わっていくかもしれませんが、その都度話し合ってルールを決めていけたらと思います。
シュンには私の気持ちも伝えたことで、少なくとも「お金の価値を考えてほしい」という意図は理解してもらえました。子どもが今後自立していくなかで、お金に対する適切な感覚を身につけておくことは重要なはず。お金を使う責任感も持てるようにできたらと考えています。
原案・編集部 脚本・rollingdell 作画・金のヒヨコ 編集・井伊テレ子
