<パジャマ登園アリ?ナシ?>お着替えしない理由は?保護者に伝えると…【後編まんが:先生の気持ち】
前回からの続き。私はマキコ。保育園で働いていて、現在はかわいい2歳児クラスの担任です。イヤイヤ期と呼ばれる子どもたちの主張を聞いたり、個性を観察したりしていると微笑ましいです。ユイちゃんもそんな個性派のひとり。最近は着替えが苦手で、よくパジャマのまま保育園へ来るようになっていました。そして私は先日ユイちゃんのお母さん・柏原さんから相談を受け、ユイちゃんと「朝きちんと着替えてからこようね」と約束をしたのです。
今朝ユイちゃんをパジャマのまま連れてきたお母さんは気まずそうでした。私の言葉に顔をくもらせ、そそくさと立ち去ってしまったのです。私は決してユイちゃんやお母さんを責めたかったわけではありません。フォローしなければ……。
お迎えの時間。ユイちゃんのお母さんは思いつめた様子でお迎えに来ました。泣き出してしまったユイちゃんのことが、仕事をしていてもずっと心配でたまらなかったのでしょう。私は、朝の自分の対応で傷つけてしまったことを謝りました。
柏原さんはおじぎをすると、ユイちゃんと手をつないで園の駐輪場へ向かいました。きっとこれから帰って夕飯づくりをし、きょうだい3人と忙しい時間を過ごすのでしょう。
余裕のないなかで子どもと向き合うのは、プロの保育士である私たちにとっても簡単なことではありません。お仕事を抱えながら子育てをする保護者ならなおさらのことです。それに園ではお利口に過ごしているユイちゃんだって、家ではママに甘えたい気持ちをぶつけているはずです。
そんなわが子と向き合いながら頑張っている保護者の味方でありたい。私は今朝、ユイちゃんに投げかけてしまった一言を反省しながら、明日も仕事を頑張ろうと思いました。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子