<過保護?>遠方の大学を受験するわが子。トラブルに備えて親も一緒に宿泊して付き添うのはあり?
子どもの受験する大学が新幹線や飛行機を使うなどかなりの遠方だった場合、宿泊を検討しないといけないケースも珍しくありません。しかしそこで悩むのは、親が子どもに付き添うかどうかについてのようです。
『遠方の大学を受験するわが子は、ホテルに宿泊することになります。しかし電車自体年に2回乗るかどうかの環境で生活しているので、一緒に付き添ってホテルに宿泊しようかと考えています。みなさんは、遠方の大学を受験する子どもに付き添いますか? それともひとりで行かせますか?』
日常的に電車に乗らない生活環境であることや、宿泊が必須となる遠方の大学受験に挑むわが子。どうしても心配になるのは、親心ですよね。いざというときに備えて、前泊にしようと考えた投稿者さん。それでも心配なのでご自身も一緒に行くかどうかを悩みはじめたようです。このような親の行動について、ママたちはどのように感じ、どのような声を寄せるのでしょう。
心配ならついていけばいいよ!
『新幹線で行く距離だったから一緒に行ったよ。朝、大学の門まで見送った。地元の人らしき人もみんな見送っていたよ』
『新幹線の距離だったので前泊でついて行った。最寄りのバス停まで見送るつもりだったけど、時刻通りにバスが来なくて。結局、校門まで道案内を兼ねて、徒歩でついて行ったよ』
大学受験するほどの大きな子どもに付き添うなんて「過保護」ではないかという声が寄せられるのかと思いきや、ママたちからは付き添うことに賛成する声が目立ちました。大学受験をする年齢の子どもとはいえ、まだ高校生。ひとりで何でもできるようで意外にそうでもなかったりしますよね。ましてや、人生の大事な局面となる大学受験に挑むわけです。万が一に備えて親が付き添ってサポートしてあげることで、子どもたちは安心して受験に挑めるなら、付き添ってあげてもいいのかもしれませんね。
外野の声よりもわが子の声を優先
『子どもに聞いてみたらいいよ。うちの超反抗期の息子、「来なくていい」と言うのかと思ったら「ついて来てほしい」って言われてビックリした』
わが子への対応について悩むとき、ついつい周囲の声やネットの反応を真っ先に意識・確認してしまいそうになりますよね。しかしここはやはり、当事者の声が最優先されるべきかもしれません。どのような反応が返ってくるか不安になるかもしれませんが、ママの声にあるような、なんともかわいい返事がくるかもしれませんよ。
『子どもの気持ちも聞いてあげてね。子どもの気持ち次第で、部屋をわけるかどうかなども考えてあげられるといいね』
他のママからは、宿泊する部屋を一緒にするかどうかなども、お子さんの意見を聞いてから決めたほうがいいのではないかといった声も寄せられていました。家族なので、ついつい“暗黙の了解”で物事を進めてしまいそうになりますが、そこは子どもの意見をしっかり聞いて、できる範囲で対応してあげたいものですね。予算などの関係で難しいかもしれませんが、子どもの性格によってはひとりでいたいと考える子もいれば、ひとりになりたくないという子もいるでしょう。もし対応が難しければ、一緒に妥協できるラインを探してもいいのかもしれません。
子どもだけで行かせる家庭の声
『1人で行くかもしれないと考えて、練習がてらにオープンキャンパスに子どもひとりで行かせた。ホテルにもひとりで宿泊させました』
大学受験の場合、かなり早い時期から準備できるところがポイントですよね。受験したい大学の雰囲気を知るために足を運ぶオープンキャンパスも、かなり早い時期から行われますので、何度も足を運ぶご家庭もあります。そこをうまく利用して、ひとりでアクセスしたらどうなるのかのトライアルを行ったという声も寄せられました。いきなり受験の日にぶっつけ本番で長距離移動&宿泊をするよりも、1度でも経験を積んでいればママも子どもも安心できそうですね。
『場所やホテルにもよるけど、息子が大学受験のときに利用したホテルは、ホテルから大学までの送迎と朝食・お弁当付きの受験プランがあったので利用した』
ママたちの声のなかにちらほら見受けられたのは、大学受験に挑む高校生向けの旅行パックがあるという声でした。これは親からすればかなり安心できる要素が詰まっていますよね。すべてひとりでとなると親も子も不安だらけになるかもしれませんが、ホテルや旅行会社からのサポートが受けられるのであれば、安心要素はまた増えそうです。家族構成の問題や家庭環境・ママの仕事の問題などで、どうしても付き添えない場合などにはかなり重宝しそうです。
後悔しない選択を!
『好きにしたらいいと思う。過保護と言われようが放置と言われようが、わが子のことはわが子と親が一番わかっているもの。だから、とにかく後悔しない方法を選ぶといいと思う』
結局、子どもの性格やタイプによって、いろいろな選択ができるといえそうです。しっかりしたお子さんや、あまり人の手を借りたがらないお子さんなら、きちんとシミュレーションを行っておけば、ひとりでも問題なく遠距離移動・宿泊・受験をこなせるのかもしれません。しかし不測の事態に弱いタイプの性格の子や、子ども自身が不安を感じているのであれば、周りの目など気にせず付き添ってあげてもいいのではないでしょうか。
『心配なタイプの子なら、親はぜひ一緒に行ってあげて。試験だけでも不安なのだから、少しでも安心させてあげたほうがいいよ。大学生になるとかなりしっかりして自立してくるから、過保護になれるのも今だけだよ』
誰かの声ではなく、当事者である親と子の意見をしっかりすり合わせ、できるだけ後悔しない選択ができればいいですよね。ママたちの声からも、付き添っている家庭が多かったという声も目立ちましたし、たとえ付き添いが少なかったとしても気にすることはありません。わが子のために、最前な環境を用意してあげられるようサポートしてあげてくださいね。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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