<他人の家でトラブル>ゲーム禁止の家庭の子どもはゲームへの執着がスゴイ!?させない意味ある?
子どもに対する教育方針は家庭によってさまざまですよね。そのなかでもスマホやゲームなど、子どもを夢中にしてしまうようなものに対しては見解が異なることもかなりあるようで……。今回は「ゲーム」に関して制限をしている家庭に対し、ある疑問を感じたママからの相談でした。
『ゲーム嫌いな職場の先輩は、「依存する」「外で遊ばなくなる」「きょうだいケンカになる」などの理由から、わが子にゲーム機を与えない方針だそうです。しかし制限しているせいで、子ども側にいろいろな問題が起こっている気がするんです。そこまでしてゲーム機を与えたくないものなのでしょうか』
投稿者さんの職場の先輩は大のゲーム嫌いらしく、いろいろと理由をつけてお子さんにゲーム機を与えないようにしているそうです。しかし当のお子さんは、もってもいないゲーム機を「もっている」と嘘をついているのだそう。子どもに虚勢を張らせ続けるような状況、みなさんはどう思われますか?
家庭の判断はさまざまでいいけれど……
投稿者さんの職場の先輩は、子どもにゲーム機を与えている同僚たちを見て、鼻で笑い見下しているような“気がする”と話していました。あくまでも“気がする”だけですから、先輩の本当の気持ちはわかりませんが、あからさまに態度に出ているようであればあまり気持ちのいいものではありませんよね。
『ゲーム機を与えないことは別に悪いことではないと思う。でも与えている人を見下したりとか、子どもが嘘ついたり、よその子に迷惑をかけるのは違うよね』
『ロクなことがないから子どもにゲーム機を与えない、大いに結構です。ただ、主義主張を過剰にアピールしたり、よそに強制したりしてこなければですよね。よその家で異様に執着したり迷惑をかけたりするのはやめてほしい』
ゲーム機を与えるか与えないかを問うことに対し、ほとんどのママたちは家庭によって考え方が異なるものだと、わりとシンプルに受け止めているようです。しかし自分と異なる考え方の家庭を見下したり、よそさまのご家庭に迷惑をかけたりするような言動は望ましくないとも話していました。ですから投稿者さんもあまり気にしないほうがいいのかもしれませんね。「よそはよそ、うちはうち」と考えてはいかがでしょう。問題はママたちの声にも上がっていた、子どもが起こしてしまうトラブルについてです。
ゲームをさせてもらえない子は執着がすごい?
親からゲームを禁止されている子たちは、ゲームに対する執着がスゴいと投稿者さんもママたちも心配していました。すでに投稿者さんの先輩のお子さんも、持ってもいないゲーム機を「もっている」と嘘をついているわけですし……。
『ゲームを禁止されている家の子ほど、よその家へ遊びに来てもゲームゲームだよね。他の子たちが飽きて外に遊びに行こうって声をかけても、1人でゲームしている。親はそんなことになっているなんて思ってもないんだろうな』
この手の話を耳にしたことはありませんか? 自分以外の子たちが楽しそうに遊んでいたり、夢中になっていたり盛り上がっていたりすれば、自分だってやってみたい。それはごく自然なことかもしれませんね。しかし普段からゲームをやっていないと、ルールや限度がわからない、あまりのおもしろさに夢中になりすぎて欲求が抑えられなくなってしまうなんてこともあるようです。なかには、「貸して」と言い続ける子、相手が困るほど画面を覗き込み続ける子、家に上がり込んで延々とゲームをする子などもいるようです。その結果なのか、ゲームをやらせない方針の家庭からの弊害を受けているママたちの声も目立ちました。
やらせないなら最低限のルールやマナーを!
『ゲーム機を与えないのはいいんだけど、他人の家でもやらないようにきちんとしつけを徹底してほしいね』
ゲーム機を与えるかどうかについて、それぞれの家庭で判断してもらえばいいですが、迷惑を被るのは正直厳しいですよね。子どもにゲーム機を与えないとか、ゲームを禁止するのであれば、よそのご家庭・お友だちに迷惑をかけないよう、子どもにきちんと教えておいてほしいとママたちは切に願っているようでした。しかし、ゲームを禁止している親側は、わが子はよそでもゲームはしていないと信じきっている可能性もあります。
ゲームに執着してくる子への対応を親子で考える
相手の親御さんと仲がよいのであれば、起こっていることをやんわりと話してみてもいいかもしれません。
ただその前に、当事者であるお子さんたちに、ゲームに執着してしまうお子さんをどう思っているのか、どうしてほしいのかを確認してみてはいかがでしょう。意外に子どもたちは受け入れている可能性もあるんですよね。子どもたちがなんとも思っていなくてママがモヤモヤするならば、思い切ってそのことを子どもたちに聞いてもらい、一緒に解決策を考えてもいいのではないでしょうか。
基本的には子ども同士の世界で起こっていることですから、子ども抜きに考えず、子どもを巻き込んで解決策・対応策を考えていけばいいのかもしれません。それでもダメなら、最後は参観日など学校に行くときに相手の親御さんと話してみてはいかがでしょう。相手の親御さんが、起こっていることを把握することで、なにか変わるかもしれませんしね。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・春野さくら
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